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Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem

ブロック線図のレイアウトを改良

説明

Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem(bd) は、ブロックの再配置、サイズ変更、移動を行ったり、信号線をまっすぐにすることで、指定されたブロック線図のレイアウトを改良します。

Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem(bd,FullLayout=tf) は、レイアウトを自動化しても元のレイアウトが改善されない可能性がある場合でも自動レイアウトを適用するかどうかを指定します。

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開いている任意のモデルで Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem を使用できます。特に、プログラムによって入力するモデルで役立ちます。

モデル ex_arrange_system のブロックは適切に配置されていません。

open_system('ex_arrange_system')

そのサブシステムのブロックも適切に配置されていません。

open_system('ex_arrange_system/Subsystem')

指定されたシステムのトップ レイヤーにプログラムによってブロックを配置します。

Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem('ex_arrange_system')

Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem('ex_arrange_system/Subsystem')

既定では、Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem は、レイアウトを自動化すると元のレイアウトが改善されると予想される場合にのみ、自動レイアウトを適用します。レイアウトを自動化しても元のレイアウトが改善されない可能性がある場合でもレイアウトを適用するようこの関数に強制できます。

モデル ForceArrangeSystem のブロックは適切に配置されています。

open_system('ex_arrange_system2')

ブロックは既に適切に配置されているため、レイアウトを自動化しても元のレイアウトが改善されない可能性があります。

自動レイアウトによって改善されるかどうかに関係なく自動レイアウトを適用するとします。自動レイアウトを強制適用するには、FullLayouttrue に設定します。

Simulink.BlockDiagram.arrangeSystem('ex_arrange_system2',FullLayout='true')

入力引数

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システムのブロック線図。文字ベクトル、string スカラー、または数値スカラーとして指定します。

次のオプションのうちの 1 つを指定します。

  • システム名 (パスまたは拡張子を含めてはなりません)

  • システム ハンドル

  • Subsystem ブロック パス

データ型: double | char | string

自動レイアウトを強制適用するオプション。'true' または 'false' として指定します。

  • 'true' — レイアウトを自動化しても元のレイアウトが改善されない可能性がある場合でも、自動レイアウトを適用します。

  • 'false' — レイアウトを自動化すると元のレイアウトが改善されると予想される場合にのみ、自動レイアウトを適用します。

バージョン履歴

R2018a で導入