ilaplace
逆ラプラス変換
説明
例
入力引数
詳細
ヒント
いずれかの引数が配列である場合、
ilaplace
は配列の全要素について要素単位で動作します。1 番目の引数がシンボリック関数を含む場合、2 番目の引数はスカラーでなければなりません。
直接ラプラス変換を計算するには、
laplace
を使用します。信号 f(t) について、ラプラス変換 (
laplace
) を計算し、その結果を逆ラプラス変換 (ilaplace
) しても、t < 0 に対する元の信号が結果として返されるわけではありません。これはlaplace
の定義が片側変換を使用するためです。この定義は、信号 f(t) がすべての実数 t ≥ 0 に対してのみ定義されていることを前提としています。したがって、逆変換の結果は t < 0 に対して一意ではなく、負の t に対する元の信号とは一致しない場合があります。元の信号を取得する 1 つの方法は、ilaplace
の結果をヘヴィサイド ステップ関数で乗算することです。たとえば、次の両コード ブロックsyms t; laplace(sin(t))
さらに
syms t; laplace(sin(t)*heaviside(t))
は、
1/(s^2 + 1)
を返します。しかし、その逆ラプラス変換syms s; ilaplace(1/(s^2 + 1))
は、
sin(t)*heaviside(t)
ではなくsin(t)
を返します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入