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net

準乱数の点集合を生成

説明

X = net(p,n) は、haltonset オブジェクトまたは sobolset オブジェクトである点集合 p の最初の n 個の点を返します。X は、n 行 d 列の行列です。d は、p 内の点の次元数です。

オブジェクト p では、指定した準乱数列のプロパティがカプセル化されます。net またはかっこによるインデックス指定を使用して p にアクセスすると、点集合の値が生成されます。値は p に格納されません。

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3 次元のハルトン点集合を生成し、最初の 1000 個の値をスキップしてから、101 番目ごとの点を保持します。

p = haltonset(3,'Skip',1e3,'Leap',1e2)
p = 
Halton point set in 3 dimensions (89180190640991 points)

Properties:
              Skip : 1000
              Leap : 100
    ScrambleMethod : none

scramble を使用して、基数反転スクランブルを適用します。

p = scramble(p,'RR2')
p = 
Halton point set in 3 dimensions (89180190640991 points)

Properties:
              Skip : 1000
              Leap : 100
    ScrambleMethod : RR2

net を使用して、最初の 4 つの点を生成します。

X0 = net(p,4)
X0 = 4×3

    0.0928    0.6950    0.0029
    0.6958    0.2958    0.8269
    0.3013    0.6497    0.4141
    0.9087    0.7883    0.2166

かっこでインデックスを指定して、11 番目の点まで 3 つごとに点を生成します。

X = p(1:3:11,:)
X = 4×3

    0.0928    0.6950    0.0029
    0.9087    0.7883    0.2166
    0.3843    0.9840    0.9878
    0.6831    0.7357    0.7923

入力引数

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点集合。haltonset または sobolset オブジェクトを指定します。

例: haltonset(4)

点集合から取得する点の個数。正の整数スカラーを指定します。n1length(p) (p 内の点の個数) の間でなければなりません。

net は、常に p 内の最初の n 個の点を返します。異なる n 個の点の集合を準乱数列から選択するには、Leap および Skip プロパティまたはオブジェクト関数 scramble を使用して p を変更できます。あるいは、オブジェクト関数 net ではなくかっこによるインデックス指定を使用して、p 内の点にアクセスできます。

例: 1024

データ型: single | double

バージョン履歴

R2008a で導入