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dec2bin

fi オブジェクトの 10 進数整数を 2 進数表現に変換

R2021b 以降

説明

binStr = dec2bin(D) は、10 進数整数 D の 2 進数表現を返します。出力引数 binStr は、文字 0 および 1 を使用して 2 進数を表す文字ベクトルです。

binStr = dec2bin(D,minDigits) は、2 進数表現を minDigits 桁以上で返します。

ヒント

dec2bin は、fi オブジェクト D の実際値の 2 進数表現を返します。格納整数値の 2 進数表現を取得するには、代わりに bin を使用します。

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fi オブジェクトとして格納された 10 進数をその 2 進数値を表す文字ベクトルに変換します。

D1 = fi(2748);
D2 = fi(251);
binStr1 = dec2bin(D1)
binStr2 = dec2bin(D2)
binStr1 =

    '101010111100'


binStr2 =

    '11111011'

関数 dec2bin は 2 の補数のバイナリ値を使用して負の数値を変換します。

D3 = fi(-5);
binStr3 = dec2bin(D3)
binStr3 =

    '11111011'

fi オブジェクトとして格納された 10 進数を 2 進数表現に変換します。dec2bin が返す 2 進数の最小桁数を指定します。必要以上の桁数を指定した場合、dec2bin は出力をパディングします。

D = fi(2748);
binStr = dec2bin(D,16)
binStr =

    '0000101010111100'

指定した桁数が足りない場合でも、dec2bin は、入力数値を表現するために必要な 2 進数の桁数を返します。

binStr = dec2bin(D,8)
binStr =

    '101010111100'

数値 fi 配列を作成します。

D = fi([1023 122 14]);

D の要素を 2 進数値として表すには、関数 dec2bin を使用します。binStr の各行は D の要素に対応します。

binStr = dec2bin(D)
binStr =

  3×10 char array

    '1111111111'
    '0001111010'
    '0000001110'

語長が 100 ビットの符号付き fi オブジェクトの上限と下限を変換します。

binStr = dec2bin([lowerbound(fi([],1,100,0)),...
    upperbound(fi([],1,100,0))])
binStr =

  2×100 char array

    '1000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000'
    '0111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111'

入力引数

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入力配列。数値 fi 配列として指定します。

  • D は有限の整数を含まなければなりません。D のいずれかの要素に小数部があると、dec2bin は変換前に小数部を切り捨てます。たとえば、dec2bin は、fi(12)fi(12.5) の両方を '1100' に変換します。常に、該当する要素以下の最も近い整数に切り捨てられます。

  • D には負の数値を含めることができます。関数は 2 の補数のバイナリ値を使用して負の数値を変換します。

データ型: fi

出力の最小桁数。正の整数として指定します。

  • DminDigits 桁未満の 2 進数で表現できる場合、dec2bin は出力をパディングします。

  • D が大きすぎて minDigits の桁数で表現できない場合、dec2bin は必要な桁数で出力を返します。

拡張機能

バージョン履歴

R2021b で導入

参考

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