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delete

クラスターおよびメモリからジョブまたはタスク オブジェクトを削除する

説明

delete(obj) はジョブ オブジェクトまたはタスク オブジェクト obj を、ローカルの MATLAB セッションおよびクラスターの JobStorageLocation から削除します。オブジェクトが削除されると、そのオブジェクトへの参照は無効になります。無効なオブジェクトは clear コマンドを使用してワークスペースから削除しなければなりません。オブジェクトへの複数のリファレンスがワークスペースに存在する場合、そのオブジェクトへの 1 つの参照を削除すると残りの参照も無効になります。これら残りの参照は clear コマンドを使用してワークスペースから消去しなければなりません。

ジョブ オブジェクトを削除すると、そのジョブに含まれるすべてのタスク オブジェクトも削除されます。それらのタスク オブジェクトへの参照もすべて無効になるため、ワークスペースから消去してください。

obj がオブジェクトからなる配列で、オブジェクトの 1 つが削除できない場合は、配列内の他のオブジェクトが削除されたうえで警告が返されます。

オブジェクトを削除するとそのデータが失われるため、delete は、影響を受けるオブジェクトから必要なすべての出力データを取得した後にのみ使用しなければなりません。

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既定のプロファイルを使用してジョブ オブジェクトを作成します。次に、ジョブを削除します。

myCluster = parcluster;
j = createJob(myCluster,'Name','myjob');
t = createTask(j,@rand,1,{10});
delete(j);
clear j t

プロファイル myProfile で指定されたクラスターの全ジョブを削除します。

myCluster = parcluster('myProfile');
delete(myCluster.Jobs)

findJob の複数の出力をもつ構文を使用して、状態別のジョブを取得します。この例では、保留中のジョブを削除します。

myCluster = parcluster;
[pending queued running completed] = findJob(myCluster);
delete(pending);

あるいは、findJob を使用して、特定の状態に一致するジョブを取得します。この例では、状態が failed のジョブを見つけて削除します。

myCluster = parcluster;
failed = findJob(myCluster,'State','failed');
delete(failed);

入力引数

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削除するジョブ オブジェクトまたはタスク オブジェクト。parallel.Job オブジェクトまたは parallel.Task オブジェクトとして指定します。ジョブとタスクは createJob および createTask を使って作成できます。

データ型: parallel.Job | parallel.Task

バージョン履歴

R2012a で導入