tunableSS
調整可能な固定次状態空間モデル
説明
調整可能な固定次状態空間モデルを作成するためのモデル オブジェクト。
tunableSS
では、パラメーターの調査や、systune
や looptune
などの調整コマンドを使用した自動調整用に、指定された次数の状態空間モデルをパラメーター化できます。
tunableSS
はパラメトリック モデルの制御設計ブロック ファミリの一部です。その他の制御設計ブロックには、tunablePID
、tunableGain
および tunableTF
があります。
作成
構文
説明
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
systune | MATLAB でモデル化された固定構造制御システムの調整 |
looptune | 固定構造フィードバック ループの調整 |
genss | 一般化状態空間モデル |
hinfstruct (Robust Control Toolbox) | H∞ tuning of fixed-structure controllers |
例
ヒント
Astruct
入力引数を使用して、パラメトリック状態空間モデルの行列A
の構造を制限します。状態空間行列に追加構造制約を課すには、フィールドblk.A.Free
、blk.B.Free
、blk.C.Free
、blk.D.Free
を使用してパラメーター行列の具体的なエントリの値を固定します。たとえば、
blk.B(i,j)
の値を固定するには、blk.B.Free(i,j) = 0
を設定します。hinfstruct
(Robust Control Toolbox) でblk.B(i,j)
を調整できるようにするには、blk.B.Free(i,j) = 1
を設定します。tunableSS
パラメトリック モデルを数値 (調整不可) モデル オブジェクトに変換するには、ss
、tf
、zpk
などのモデル コマンドを使用します。
バージョン履歴
R2016a で導入参考
オブジェクト
tunablePID
|tunableTF
|tunablePID2
|tunableGain
|genss
関数
systune
|looptune
|hinfstruct
(Robust Control Toolbox)