Communications System Toolbox

チャネルのモデリングと RF 障害

チャネルのモデリング

Communications System Toolbox には、ノイズ、フェージング、干渉といった、通信チャネルで一般的にみられる歪みをモデリングするためのアルゴリズムやツールが用意されています。この System Toolbox では、次の種類のチャネルがサポートされています。

  • 加法性白色ガウス雑音 (AWGN)、
  • MIMO (Multiple-Input Multiple-Output) フェージング、
  • SISO (Single-Input Single-Output) フェージング、レイリー フェージング、およびライス フェージング
  • 2 元対称。

MATLAB チャネル オブジェクトでは、構成可能なチャネルのモデルを簡潔に実装でき、次のようなパラメーターを指定できます。

  • パスの遅延、
  • 平均のパス ゲイン、
  • 最大ドップラー シフト、
  • ライス フェージング チャネルの K 係数、
  • ドップラー スペクトル パラメーター。

MIMO システムに対しては、MATLAB MIMO チャネル オブジェクトで次のパラメーターも指定できます:

  • 送信アンテナの数 (最大 8)、
  • 受信アンテナの数 (最大 8)、
  • 送信相関行列、
  • 受信相関行列。
直行時空間ブロック符号 (OSTBC) をもつ適応 MIMO システムの Simulink モデル。

直行時空間ブロック符号 (OSTBC) をもつ適応 MIMO システムの Simulink モデル。

RF 障害

非理想的な RF フロント エンドをモデリングするために、通信システムに次の障害を盛り込み、実際の影響を考慮しながらパフォーマンスの検討や特性評価を行うことができます:

  • メモリレス非線形、
  • 位相と周波数のオフセット、
  • 位相ノイズ、
  • 熱ノイズ。

また、SimRF を使用すれば、より複雑な RF 障害や RF 回路のモデルを設計に取り入れることができます。

理想的な 16 QAM のコンスタレーションに位相オフセットと周波数オフセットによる障害を加えたもの。

理想的な 16 QAM のコンスタレーション (左) に位相オフセット (中央) と周波数オフセット (右) による障害を加えたもの。

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