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read
(非推奨) MuPAD プログラム ファイルのシンボリック エンジンへの読み取り
read(symengine,...)
は推奨されません。MuPAD® 関数に代わる等価な Symbolic Math Toolbox™ 関数を代わりに使用します。詳細は、互換性についての考慮事項を参照してください。
説明
read(symengine,
では、シンボリック エンジンが MuPAD プログラム ファイル filename
)filename
を読み取ります。プログラム ファイルの読み取りとは、ファイルを検索して実行するということです。
例
シンボリック エンジンへの MuPAD プログラム ファイルの読み取り
MuPAD プロシージャ myProc
を記述し、ファイル myProcedure.mu
に保存したとします。
このプロシージャを MATLAB® コマンド ウィンドウで呼び出すには、まず、シンボリック エンジンがファイル myProcedure.mu
を読み取らなければなりません。プログラム ファイルをシンボリック エンジンに読み取るには、read
を使用します。
read(symengine, 'myProcedure.mu')
ファイルが MATLAB パスにない場合は、このファイルへの絶対パスを指定します。たとえば、myProcedure.mu
がディスク C
の MuPAD
フォルダーにある場合は、次のように入力します。
read(symengine, 'C:/MuPAD/myProcedure.mu')
これで、evalin
または feval
を使用してプロシージャ myProc
にアクセスできるようになります。たとえば、10 の階乗を計算します。
feval(symengine, 'myProc', 10)
ans = 3628800
入力引数
ヒント
ファイル拡張子を指定しない場合、
read
によってファイルfilename.mu
が検索されます。filename
が拡張子.gz
をもつ GNU® zip ファイルである場合、読み取りの際にread
によって圧縮の解除が行われます。filename
には絶対パスまたは相対パスの情報を含めることができます。filename
にパスが含まれていない場合、read
では MATLAB の関数which
を使用して MATLAB パスでファイルを検索します。read
では、プログラム ファイルに定義されるすべての MuPAD エイリアスが無視されます。プログラム ファイルにエイリアスが含まれている場合や、MATLAB で事前定義されたエイリアスをプログラム ファイルで使用する場合は、代替方法を参照してください。
代替方法
feval
を使用して MuPAD の関数 read
を呼び出すこともできます。MATLAB コマンド ウィンドウで使用できる関数 read
は、MuPAD の関数 read
を Plain
オプションを用いて呼び出す場合と等価です。プログラム ファイルで定義されるすべての MuPAD エイリアスは無視されます。
feval(symengine, 'read',' "myProcedure.mu" ', 'Plain')
プログラム ファイルにエイリアスが含まれている場合や、MATLAB で事前定義されたエイリアスをプログラム ファイルで使用する場合は、Plain
を使用しないでください。
feval(symengine, 'read',' "myProcedure.mu" ')