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lt

"より小さい" 関係を定義

説明

A < B は、"より小さい" 関係を作成します。

関数 lt(A,B) は、関数 A < B と等価です。

"より小さい" を使用した仮定の設定および使用

assume と関係演算子 < を使用して、x が 3 より小さいという仮定を設定します。

syms x
assume(x < 3)

次の方程式を解きます。ソルバーは、変数 x に設定された仮定を考慮します。そのため、次の 2 つの解を返します。

solve((x - 1)*(x - 2)*(x - 3)*(x - 4) == 0, x)
ans =
 1
 2

条件を満たす値を求める

関係演算子 < を使用して、この条件を変数 x に設定します。

syms x
cond = abs(sin(x)) + abs(cos(x)) < 6/5;

ステップ π/24for ループ使用して、0 から π までの範囲で、条件を満たす角度を検出します。

for i = 0:sym(pi/24):sym(pi)
  if subs(cond, x, i)
    disp(i)
  end
end
0
pi/24
(11*pi)/24
pi/2
(13*pi)/24
(23*pi)/24
pi

入力引数

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入力。数値、ベクトル、行列、または配列、あるいはシンボリック数、変数、配列、関数、または式で指定されます。

入力。数値、ベクトル、行列、または配列、あるいはシンボリック数、変数、配列、関数、または式で指定されます。

ヒント

  • シンボリック オブジェクトではない A および B において < または lt を呼び出すと、MATLAB® 関数 lt が呼び出されます。この関数は、要素が logical 1 (true) に設定された logical 配列を返します。ここで、AB より小さい値です。そうでない場合は、logical 0 (false) を返します。

  • AB の両方が配列の場合は、これらの配列は同じ次元でなければなりません。A < B は、関係の配列 A(i,j,...) < B(i,j,...) を返します。

  • 一方の入力がスカラーでもう一方が配列の場合には、スカラー入力はもう一方の配列と同じ次元数の配列に拡張されます。つまり、A が変数 (x など)、B が m 行 n 列の行列であれば、A は、各要素に x が設定された m 行 n 列の行列に拡張されます。

  • 複素数体は順序体ではありません。MATLAB は複素数を実数軸に対して投影します。たとえば、x < ix < 0 になり、x < 3 + 2*ix < 3 になります。

バージョン履歴

R2012a で導入