xptread
SAS XPORT 形式ファイルに保存されているデータからのテーブルの作成
構文
data = xptread
data = xptread(filename)
[data,missing] = xptread(filename)
xptread(...,'ReadObsNames',true)
説明
data = xptread
はファイルを選択するためのダイアログ ボックスを表示し、ファイルのデータをテーブルに読み取ります。ファイルは SAS XPORT
形式でなければなりません。
data = xptread(filename)
は SAS XPORT
形式ファイル filename
からデータを取得します。たとえば、sample.xpt
という名前の SAS XPORT
ファイルを開くには、コマンド プロンプトで「data = xptread('sample.xpt')
」を入力します。
[data,missing] = xptread(filename)
は、XPORT
形式ファイルの欠損データ型情報が含まれているノミナル配列 missing
を返します。
XPORT
形式では 28 個の欠損データ型が許容され、ファイル内では大文字、文字 '.'
、または文字 '_'
で表されます。XPORT
ファイルに欠損値が含まれている場合、xptread
はこれらを出力テーブル data
で NaN
値に変換します。しかし、特定の欠損型が必要な場合は、2 番目の出力 missing
を指定することにより、この情報を復元できます。missing
のエントリは、XPORT
形式ファイルの 28 個の欠損データ型値 ('.'
、'_'
、'A'
、...、'Z'
) のいずれかになり、XPORT
形式ファイルに存在しない値については未定義になります。出力 missing
および data
は同じサイズになります。
xptread(...,'ReadObsNames',true)
は、ファイル内の最初の変数を観測名として扱います。既定値は false です。
関数 xptread
では、ファイルごとに 1 つのデータ セットのみをサポートします。関数 xptread
は、圧縮ファイルをサポートしません。
バージョン履歴
R2009b で導入