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resubLoss

アンサンブル回帰モデルの再代入損失

説明

L = resubLoss(ens) は、関数 fitrensembleens の作成に使用したデータについて計算された再代入損失を返します。既定では、resubLoss は平均二乗誤差を使用して L を計算します。

L = resubLoss(ens,Name=Value) では、1 つ以上の名前と値の引数を使用して追加オプションを指定します。たとえば、損失関数、出力の集約レベル、計算を並列に実行するかどうかを指定できます。

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再代入予測と学習データの間の平均二乗差分を求めます。

carsmall データ セットを読み込み、馬力と車両重量を予測子として選択します。

load carsmall
X = [Horsepower Weight];

回帰木のアンサンブルに学習をさせ、学習データに対する予測の平均二乗差分を求めます。

ens = fitrensemble(X,MPG);
MSE = resubLoss(ens) 
MSE = 0.5836

入力引数

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アンサンブル回帰モデル。fitrensemble で学習させた RegressionEnsemble モデル オブジェクトとして指定します。

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後ろにする必要がありますが、ペアの順序は関係ありません。

R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。

例: resubLoss(ens,Learners=[1 2 4],UseParallel=true) は、アンサンブル内の 1 番目、2 番目、および 4 番目の学習器を使用し、計算を並列に実行するように指定します。

resubLoss で使用するアンサンブル内の弱学習器のインデックス。範囲 [1:ens.NumTrained] の正の整数のベクトルとして指定します。既定では、すべての学習器が使用されます。

例: Learners=[1 2 4]

データ型: single | double

損失関数。"mse" (平均二乗誤差) または関数ハンドルとして指定します。関数ハンドル fun を渡す場合、resubLoss でこの関数を次のように呼び出します。

fun(Y,Yfit,W)

ここで、YYfitW は、すべて同じ長さの数値ベクトルです。

  • Y は、観測された応答です。

  • Yfit は予測された応答です。

  • W は観測の重みです。

fun(Y,Yfit,W) の戻り値はスカラーでなければなりません。

例: LossFun="mse"

例: LossFun=@Lossfun

データ型: char | string | function_handle

出力の集約レベル。"ensemble""individual"、または "cumulative" として指定します。

説明
"ensemble"出力は、アンサンブル全体に対する損失を表すスカラー値になります。
"individual"出力は、学習させた学習器ごとに 1 つの要素をもつベクトルになります。
"cumulative"出力は、学習器の入力リストから学習器 1:J を使用して要素 J が取得されたベクトルになります。

例: Mode="individual"

データ型: char | string

並列実行のフラグ。数値または logical の 1 (true) または 0 (false) として指定します。UseParallel=true を指定した場合、関数 resubLossparfor を使用して for ループの反復を実行します。Parallel Computing Toolbox™ がある場合、ループが並列に実行されます。

例: UseParallel=true

データ型: logical

拡張機能

バージョン履歴

R2011a で導入