fsurfht

対話型の等高線図

構文

fsurfht(fun,xlims,ylims) fsurfht(fun,xlims,ylims,p1,p2,p3,p4,p5)

説明

fsurfht(fun,xlims,ylims) は、テキスト変数 fun で指定する対話形式による関数の等高線図です。x 軸の範囲は [xmin xmax] という形式の xlims によって指定され、y 軸の範囲は [ymin ymax] という形式の ylims によって指定されます。

fsurfht(fun,xlims,ylims,p1,p2,p3,p4,p5) では、関数 fun に対して 5 つのオプションのパラメーターを与えられます。

等高線図には垂直方向と水平方向の基準線があり、これらの交点が現在の x の値と y の値を定義します。この基準線をドラッグし、同時に計算される z の値 (等高線図の上部にある) を知ることができます。または、x 軸と y 軸の編集可能なテキストボックスに x の値と y の値を入力して z の値を得ることもできます。

例

gas.mat データのガウス尤度関数を示します。

load gas

次のコマンドを含む関数を作成し、gauslike.m と名前を付けます。

function z = gauslike(mu,sigma,p1)
n = length(p1);
z = ones(size(mu));
for i = 1:n
z = z .* (normpdf(p1(i),mu,sigma));
end

関数 gauslike は、データ標本を固定のものとし、パラメーター µ と σ を変数として取り扱う normpdf を呼び出します。ガソリンの価格は、正規分布に従うと仮定し、標本の尤度曲面を示します。

fsurfht('gauslike',[112 118],[3 5],price1)

Plot of the likelihood surface of the sample. The plot shows six concentric circles in colors ranging from dark red to blue. The bottom horizontal axis, vertical axis, and top horizontal axis are labeled "X Value", "Y value", and "Z value". Each axis has an input field under the axis label.

標本平均は、最大値で x の値ですが、標本の標準偏差は、最大値での y の値にはなりません。

mumax = mean(price1)
mumax =
 115.1500
sigmamax = std(price1)*sqrt(19/20)
sigmamax =
  3.7719

バージョン履歴

R2006a より前に導入