betainv
ベータ逆累積分布関数
構文
X = betainv(P,A,B)
説明
X = betainv(P,A,B)
は、P
の対応する確率について A
および B
で指定されるパラメーターを使用して、ベータ累積分布関数の逆を計算します。P
、A
および B
は、すべて同じサイズのベクトル、行列、または多次元配列になります。スカラー入力は、他の入力と同じ次元の定数配列に展開されます。A
および B
内のパラメーターは両方とも正でなければならず、P
内の値は区間 [0, 1] 内に存在しなければなりません。
確率 p とパラメーター a および b のペアが与えられた場合、ベータ累積分布関数の逆関数は次の式で表されます。
ここで
また、B( · ) はベータ関数です。出力 X
の各要素は、A
および B
内の対応するパラメーターによって定義されるベータ累積分布関数における累積確率が、P
内の対応する値によって指定される値です。
例
p = [0.01 0.5 0.99]; x = betainv(p,10,5) x = 0.3726 0.6742 0.8981
この結果に従うと、a = 10 および b = 5 であるベータ累積分布関数に対して、0.3726 以下の値は確率 0.01 で起こります。同様に、0.6742 および 0.8981 以下の値は、それぞれ 0.5 および 0.99 の確率で起こります。
アルゴリズム
関数 betainv
は、x の許容範囲、つまり [0 1] にステップを制約するように変更されたニュートン法を使用します。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入