初期化モードのクラシックから簡易への変換
初期化モードをクラシック モードから簡易モードに切り替えた場合、解決しなければならない問題がいくつか発生することがあります。ほとんどのモデルでは、変換の問題を効率的に解決する上で以下の方法が役立ちます。
既存のモデルとモデルのシミュレーション結果を保存します。
モデルのシミュレーションを実行して、警告をすべて解決します。
モデル アドバイザーの Simulink® チェック セクションで、フォルダーMigrating to Simplified Initialization Mode Overviewのチェックを実行します。
モデル アドバイザーで特定された問題を解決します。
モデルのシミュレーションを実行して、エラーがないことを確認します。
フォルダーMigrating to Simplified Initialization Mode Overviewのモデル アドバイザー チェックを再度実行して、変更したモデルが初期化関連の問題に対応していることを確認します。
クラシック初期化モードから簡易初期化モードに変換したモデルの例は、クラシック初期化の問題と制限を参照してください。
検討するブロック
Discrete-Time Integrator ブロック
Discrete-Time Integrator ブロックの動作は、簡易モードとクラシック モードで異なります。簡易モードでは、モデルの動作におけるロバスト性と整合性がさらにプロモートします。詳細は、Discrete-Time Integrator ブロックのリファレンス ドキュメンテーションの簡易初期化モードの動作を参照してください。
Library ブロック
Simulink は、クラシック モードが有効であると想定してライブラリを作成します。簡易モードの影響を受けるライブラリ ブロックを含むモデルに簡易モードを使用する場合は、モデル アドバイザーを使って、ライブラリ ブロックを簡易モードで正常に機能させるために必要な変更を特定してください。