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Transfer Fcn Lead or Lag

離散時間リード補償器またはラグ補償器を実現

  • Transfer Fcn Lead or Lag block

ライブラリ:
Simulink / Discrete

説明

Transfer Fcn Lead or Lag ブロックは、入力の離散時間リード補償器またはラグ補償器を実装します。補償器の瞬間ゲインは 1、DC ゲインは (1-z)/(1-p) で表されます。ここで z は補償器の零点、p は補償器の極です。

0<z<p<1 の場合、ブロックはリード補償器を実装します。0<p<z<1 の場合、ラグ補償器を実装します。

端子

入力

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ブロックが離散時間リード補償またはラグ補償を適用する入力信号

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fixed point

出力

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出力信号。入力符号の離散時間リード補償またはラグ補償です。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | fixed point

パラメーター

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補償器の極を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: PoleZ
: 文字ベクトル
: 実数スカラー
既定の設定: '0.95'

Z 平面における補償器の零点を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: ZeroZ
: 文字ベクトル
: 実数スカラー
既定の設定: '0.75'

前の入力の初期条件を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: ICPrevInput
: 文字ベクトル
: 実数スカラー
既定の設定: '0.0'

前の出力の初期条件を指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: ICPrevOutput
: 文字ベクトル
: 実数スカラー
既定の設定: '0.0'

固定小数点演算の丸めモードを指定します。詳細については、丸め (Fixed-Point Designer)を参照してください。

ブロック パラメーターは常に最近傍の表現可能な値に丸められます。ブロックパラメーターの丸めを直接制御するには、MATLAB® の丸め関数を使用する式をマスク フィールドに入力します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: RndMeth
型: 文字ベクトル
値: 'Ceiling' | 'Convergent' | 'Floor' | 'Nearest' | 'Round' | 'Simplest' | 'Zero'
既定の設定: 'Floor'

このチェック ボックスをオンにすると、オーバーフローを、データ型が表現できる最小値または最大値のいずれかに飽和させます。このオプションを選択しないと、オーバーフローはラップします。

このチェック ボックスをオンにすると、飽和は出力や結果だけでなく、このブロックの内部演算すべてに適用されます。通常、オーバーフローが可能ではない場合は、コード生成プロセスで検出されます。この場合、コード ジェネレーターでは飽和コードは生成されません。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: DoSatur
型: 文字ベクトル
値: 'off' | 'on'
既定の設定: 'off'

ブロックの特性

データ型

Booleana | double | fixed point | integer | single

直達

いいえ

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

a このブロックは、boolean 信号での使用を推奨しません。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

PLC コード生成
Simulink® PLC Coder™ を使用して構造化テキスト コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入