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Simulink.sdi.getSignal

信号の Simulink.sdi.Signal オブジェクトを取得

説明

signalObj = Simulink.sdi.getSignal(sigID) は、信号 ID sigID に対応するシミュレーション データ インスペクター内の信号の Simulink.sdi.Signal オブジェクトを返します。

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ワークスペースのデータを使用して、シミュレーション データ インスペクターで実行を作成できます。

実行のデータを生成

正弦信号と余弦信号の timeseries データを作成します。各信号に説明的な名前を付けます。

time = linspace(0, 20, 101);

sine_vals = sin(2*pi/5*time);
sine_ts = timeseries(sine_vals,time);
sine_ts.Name = "Sine, T=5";

cos_vals = cos(2*pi/8*time);
cos_ts = timeseries(cos_vals,time);
cos_ts.Name = "Cosine, T=8";

実行を作成して信号 ID を返す

関数 Simulink.sdi.createRun を使用して、正弦波データの実行を作成します。複数の戻り引数を使用して、実行 ID、実行インデックス、信号 ID を直接取得できます。関数 Simulink.sdi.createRun を使用して信号 ID を返さない場合、Simulink.sdi.Run オブジェクトを介して信号 ID にアクセスできます。

[runID,runIndex,sigIDs] = Simulink.sdi.createRun("Sinusoids","vars",...
    sine_ts,cos_ts);

信号プロパティを変更してシミュレーション データ インスペクターで表示

返された sigIDs ベクトルの 2 番目の信号 ID を使用して、余弦波に対応する Simulink.sdi.Signal オブジェクトを取得します。

cosID = sigIDs(2);
cosSig = Simulink.sdi.getSignal(cosID);

Simulink.sdi.Signal オブジェクトの信号プロパティを表示および変更できます。たとえば、cosSigChecked プロパティを true に設定して、シミュレーション データ インスペクターで信号をプロットします。次に、シミュレーション データ インスペクターを開いて信号データを表示します。

cosSig.Checked = true;
Simulink.sdi.view

入力引数

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一意の数値信号識別子。整数として指定します。シミュレーション データ インスペクターは実行が作成されると各信号に信号 ID を割り当てます。次のいずれかの関数を使用して信号の信号 ID を取得します。

出力引数

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信号 ID sigID に対応する信号。Simulink.sdi.Signal オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2011b で導入