ドキュメンテーション センター

  • 評価版
  • 製品アップデート

最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

レガシ関数に値またはアドレスによって渡される入力

この例では、レガシ コード ツールを使用して、値またはアドレスによって入力引数を渡すレガシ C 関数を統合する方法を示します。

レガシ コード ツールを使用すると、以下のことができます。

  • レガシ関数の仕様を提供する。

  • レガシ コードを呼び出すためにシミュレーション時に使用される C-MEX S-Function を生成する。

  • 生成された S-Function をシミュレーション向けにコンパイルし、ビルドする。

レガシ関数の仕様を提供

レガシ コード ツールに含まれる関数は、特定のデータ構造体または構造体配列を引数として使用します。このデータ構造体は、最初の入力として initialize を使用する関数 legacy_code() を呼び出すことで初期化されます。構造体の初期化後、統合されるレガシ コードに対応する値に、構造体のプロパティを割り当てる必要があります。プロパティの詳細なヘルプは、legacy_code('help')legacy_code('help') を呼び出してください。この例で呼び出されるレガシ関数のプロトタイプは以下のとおりです。

  • FLT filterV1(const FLT signal, const FLT prevSignal, const FLT gain)

  • FLT filterV2(const FLT* signal, const FLT prevSignal, const FLT gain)

FLT は、float に対する typedef です。レガシ ソース コードは、ファイル your_types.hyour_types.hmyfilter.hmyfilter.hfilterV1.cfilterV1.c、および filterV2.cfilterV2.c にあります。

2 つの構造体で定義されている OutputFcnSpec に違いがあることに注意してください。1 番目のケースでは、1 番目の入力引数が値によって渡されるように指定されています。これに対し、2 番目のケースでは、ポインターによって渡されるように指定されています。

defs = [];

% sldemo_sfun_filterV1
def = legacy_code('initialize');
def.SFunctionName = 'sldemo_sfun_filterV1';
def.OutputFcnSpec = 'single y1 = filterV1(single u1, single u2, single p1)';
def.HeaderFiles   = {'myfilter.h'};
def.SourceFiles   = {'filterV1.c'};
def.IncPaths      = {'sldemo_lct_src'};
def.SrcPaths      = {'sldemo_lct_src'};
defs = [defs; def];

% sldemo_sfun_filterV2
def = legacy_code('initialize');
def.SFunctionName = 'sldemo_sfun_filterV2';
def.OutputFcnSpec = 'single y1 = filterV2(single u1[1], single u2, single p1)';
def.HeaderFiles   = {'myfilter.h'};
def.SourceFiles   = {'filterV2.c'};
def.IncPaths      = {'sldemo_lct_src'};
def.SrcPaths      = {'sldemo_lct_src'};
defs = [defs; def];

シミュレーション時に使用される S-Function の生成とコンパイル

入力引数 defs によって示される説明に従って C-MEX S-Function の生成とコンパイルを自動的に行うために、1 番目の引数を generate_for_sim に設定して関数 legacy_code() が再び呼び出されます。この S-Function は、シミュレーションでレガシ関数を呼び出すときに使用されます。S-Function のソース コードは、ファイル sldemo_sfun_filterV1.csldemo_sfun_filterV1.csldemo_sfun_filterV2.csldemo_sfun_filterV2.c にあります。

legacy_code('generate_for_sim', defs);
### Start Compiling sldemo_sfun_filterV1
    mex('sldemo_sfun_filterV1.c', 'B:\matlab\toolbox\simulink\simdemos\simfeatures\sldemo_lct_src\filterV1.c', '-IB:\matlab\toolbox\simulink\simdemos\simfeatures\sldemo_lct_src', '-IC:\TEMP\R2013bd_689_5180\tp7cbde3e2_b9d3_4731_ae12_686e480ff0c1')
### Finish Compiling sldemo_sfun_filterV1
### Exit

### Start Compiling sldemo_sfun_filterV2
    mex('sldemo_sfun_filterV2.c', 'B:\matlab\toolbox\simulink\simdemos\simfeatures\sldemo_lct_src\filterV2.c', '-IB:\matlab\toolbox\simulink\simdemos\simfeatures\sldemo_lct_src', '-IC:\TEMP\R2013bd_689_5180\tp7cbde3e2_b9d3_4731_ae12_686e480ff0c1')
### Finish Compiling sldemo_sfun_filterV2
### Exit

コード生成用の rtwmakecfg.m ファイルの生成

TLC ブロックファイルの作成後に、最初の入力を rtwmakecfg_generate に設定することで関数 legacy_code() を再び呼び出します。これは、Simulink Coder™ を介したコード生成をサポートする rtwmakecfg.m ファイルを生成するためです。S-Function に必要なソース ファイルとヘッダー ファイルが S-Function と同じディレクトリにない場合に、コード生成時に作成される makefile 内にこれらの依存関係を追加するとき、rtwmakecfg.m ファイルを生成します。

メモ: モデルのシミュレーションをアクセラレータ モードで実行する場合にのみ、この手順を実行します。

legacy_code('rtwmakecfg_generate', def);

生成された S-Function を呼び出すためのマスクされた S-Function ブロックの生成

C-MEX S-Function ソースのコンパイルが終了したら、最初の入力を slblock_generate に設定して関数 legacy_code() を再び呼び出すことができます。これは、S-Function を呼び出すように設定されたマスク済みの S-Function ブロックを生成するためです。これらのブロックは新しいモデルに配置されますが、既存のモデルにコピーすることもできます。

% legacy_code('slblock_generate', defs);

レガシ コードとの統合のデモ

モデル sldemo_lct_filtersldemo_lct_filter は、レガシ コードとの統合を示しています。サブシステム TestFilter は、以前の出力値の保存に役立つ単位遅延と共に、生成された S-Function を介したレガシ C 関数の呼び出しに利用できます。

open_system('sldemo_lct_filter')
open_system('sldemo_lct_filter/TestFilter')
sim('sldemo_lct_filter')

この情報は役に立ちましたか?