信号ストレージの再利用
信号メモリを再利用する
モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [最適化]
説明
[信号ストレージの再利用] パラメーターは、ブロックの入力信号と出力信号を格納するために割り当てられたバッファーを、可能であれば常に再利用するようにコード ジェネレーターに指示します。
依存関係
このパラメーターにより以下のパラメーターが有効になります。
Embedded Coder® ライセンスをお持ちの場合、このパラメーターによって以下が有効になります。
グローバル データ アクセスの最適化 (Embedded Coder)
Assignment ブロックおよび Bus Assignment ブロックの更新でインプレース更新を実行する (Embedded Coder)
グローバル ブロック出力の再利用 (Embedded Coder)
生成コードにおけるブロック演算順序の最適化 (Embedded Coder)
Data Store Read ブロックと Data Store Write ブロックのバッファーの再利用 (Embedded Coder)
Model ブロックの出力バッファーを再利用する (Embedded Coder)
設定
on
(既定値) | off
- オン
Simulink® ソフトウェアは、ブロックの入力信号と出力信号を格納するために割り当てられたメモリ バッファーを再利用して、リアルタイム プログラムのメモリ要件を緩和します。
- オフ
Simulink ソフトウェアは、各ブロックの出力に別個のメモリ バッファーを割り当てます。これにより、すべてのブロックの出力がグローバルかつ一意になるため、多くの場合、RAM および ROM の使用量が大幅に増えます。
ヒント
このオプションは、ストレージ クラス
Auto
をもつ信号にのみ適用されます。信号ストレージの再利用は、同じデータ型をもつ信号間でのみ行うことができます。
このオプションの選択を解除すると、大きなモデルのシミュレートに必要なメモリの量が大幅に増える可能性があります。
以下を行う必要がある場合は、このオプションの選択を解除します。
C-MEX S-Function をデバッグする
フローティング スコープ、または [フローティング表示] オプションが選択された Floating Scope ブロックを使用して、デバッグしているモデルの信号を検査する
Simulink ソフトウェアでは、[信号ストレージの再利用] が有効になっている場合に、バッファーが再利用されている信号を Floating Scope ブロックまたはフローティング Display ブロックを使用して表示しようとすると、エラー ダイアログが開きます。
推奨設定
アプリケーション | 設定 |
---|---|
デバッグ | オフ |
トレーサビリティ | オフ |
効率性 | オン |
安全対策 | 影響なし |
プログラムでの使用
パラメーター: OptimizeBlockIOStorage |
型: 文字ベクトル |
値: 'on' | 'off' |
既定の設定: 'on' |
バージョン履歴
R2007a で導入