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rtwtrace

コード生成レポートの生成コードへのブロックをトレースする

説明

rtwtrace('blockpath') はソース コード ファイルの内容を表示するコード生成レポートを開き、指定したブロックに対応するコード行を強調表示します。

rtwtrace を呼び出す前に、以下のことを確認します。

  • ERT ベースのモデルを選択し、モデルからコードへのナビゲーションを有効にする。

    [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで、[モデルからコードに] (Embedded Coder) パラメーターを選択します。

  • コード ジェネレーターを使用してモデルのコードを生成する。

  • ビルド フォルダーが現在の作業フォルダーの下にある。そうでない場合、rtwtrace はエラーを生成する可能性があります。

rtwtrace('Simulink_identifier') はソース コード ファイルの内容を表示するコード生成レポートを開き、Simulink® 識別子 (SID) によって識別されたブロックに対応するコード行を強調表示します。SID はモデル内の各ブロックまたは要素の一意の指定です。

rtwtrace('blockpath', 'hdl') はソース コード ファイルの内容を表示するコード生成レポートを HDL Coder™ で開き、指定したブロックに対応するコード行を強調表示します。

rtwtrace('blockpath', 'plc') はソース コード ファイルの内容を表示するコード生成レポートを SimulinkPLC Coder™ で開き、指定したブロックに対応するコード行を強調表示します。

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コード生成レポートで、CustomCodeComments モデルのブロックの生成コードを表示します。

CustomCodeComments モデルを開きます。

openExample('CustomCodeComments')

ブロック パスを使用して、生成コードのブロックまでトレースします。

rtwtrace('CustomCodeComments/Out1')

入力引数

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blockpath は引用符で囲まれた文字ベクトルであり、完全 Simulink ブロック パスを指定します (たとえば、'model_name/block_name')。

例: 'CustomCodeComments/Out1'

データ型: char

Simulink_identifier は引用符で囲まれた文字ベクトルであり、Simulink 識別子を指定します (たとえば、'model_name:number')。

詳細については、Simulink.ID.getSID を参照してください。

例: 'CustomCodeComments:33'

データ型: char

hdl は、コード レポートが HDL Coder からのものであることを指定する引用符で囲まれた文字ベクトルです。

例: 'Out1'

データ型: char

plc は、コード レポートが SimulinkPLC Coder からのものであることを指定する引用符で囲まれた文字ベクトルです。

例: 'Out1'

データ型: char

代替方法

モデルのブロック線図でブロックからトレースするにはブロックを右クリックして [C/C++ コード][C/C++ コードに移動] を選択します。

バージョン履歴

R2009b で導入

参考

トピック