Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

Power (3ph, Instantaneous)

三相瞬時有効電力および無効電力を計算

ライブラリ

Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements

  • Power (3ph, Instantaneous) block

説明

Power (3ph, Instantaneous) ブロックは、一連の周期的な三相電圧と三相電流に関連した三相瞬時有効電力 P (ワット) および無効電力 Q (var) を計算します。次の式を使用して計算が実行されます。

P=VaIa+VbIb+VcIcQ=13[(VbVc)Ia+(VcVa)Ib+(VaVb)Ic]

これらの式では、RL 回路に流れ込む電流によって正の P と正の Q が生成されます。

計算された瞬時無効電力は、高調波のない平衡な三相電圧と三相電流の場合にのみ正確になります。

入力と出力

Vabc

三相電圧信号。

Iabc

三相電流信号。

P

三相瞬時有効電力 P。単位はワットです。

Q

三相瞬時無効電力 Q。単位はバールです。

power_ThreePhasePower モデルは、ブロックの出力を Power (Positive-Sequence) ブロックおよび Power (dq0, Instantaneous) ブロックと比較します。Power (3ph, Instantaneous) ブロックでは、電圧と電流が平衡で高調波がない場合に正確な結果が得られることがわかります。電圧源が不平衡になると、P 出力はリップルを示し、Q 出力に誤差が生じます。

モデルのサンプル時間は、既定値の 50e-6 秒に設定された変数 Ts でパラメーター化されています。モデルを連続モードでシミュレートするには、コマンド ウィンドウで Ts を 0 に設定し、Powergui ブロックの [Simulation type] パラメーターを [Continuous] に変更します。

バージョン履歴

R2013a で導入