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On/Off Delay

スイッチオンとスイッチオフの遅延を実装

ライブラリ

Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Control

  • On/Off Delay block

説明

On/Off Delay ブロックは、[Select type] パラメーターが [On delay] に設定されている場合に次のロジックを実装します。

  • 入力が true になると、出力は事前設定された時間遅延の後に true になります。入力が true である限り、出力は true のままです。

  • 入力が false である場合、または false になると、出力は遅延なしで false になります。

  • [Initial condition of previous input] パラメーターが 1 に設定されていて、入力が t = 0 で true の場合、出力は遅延なしで true になります。

On/Off Delay ブロックは、[Select type] パラメーターが [Off delay] に設定されている場合に次のロジックを実装します。

  • 入力が false になると、出力は事前設定された時間遅延の後に false になります。入力が false である限り、出力は false のままです。

  • 入力が true である場合、または true になると、出力は遅延なしで true になります。

  • [Initial condition of previous input] パラメーターが 0 に設定されていて、入力が t = 0 で false の場合、出力は遅延なしで false になります。

パラメーター

Select type

[On delay] (On Delay ブロックの既定値) または [Off delay] (Off Delay ブロックの既定値) のいずれかを選択します。

Time delay (s)

遅延の持続時間 (秒) を指定します。[Sample time] パラメーターが 0 より大きい場合、時間遅延の値はサンプル時間の倍数にする必要があります。既定は 0.01 です。

Initial condition of previous input

前の入力の初期値を指定します。既定は、On Delay ブロックの場合は 0Off Delay ブロックの場合は 1 です。

Sample time

ブロックのサンプル時間 (秒) を指定します。連続ブロックを実装するには 0 に設定します。既定は 0 です。

入力と出力

入力信号は boolean 信号でなければなりません。出力は boolean です。

特性

直達あり
サンプル時間[Sample Time] パラメーターで指定
スカラー拡張あり (パラメーター)
多次元化あり
ゼロクロッシング検出なし

power_Logic の例では、On/Off Delay ブロックの動作を説明します。

モデルのサンプル時間は変数 Ts (既定値の Ts = 5e-3) でパラメーター化されています。連続した On/Off Delay ブロックをシミュレートするには、MATLAB® コマンド ウィンドウで Ts = 0 と指定します。

バージョン履歴

R2013a で導入