Main Content

Ideal Transformer

電気システムの理想的な変圧器

  • Ideal Transformer block

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Electrical / Electrical Elements

説明

Ideal Transformer ブロックは、次の方程式で記述される理想的な電力保存型の変圧器をモデル化したものです。

V1=N·V2

I2=N·I1

ここで、

  • V1 は 1 次電圧です。

  • V2 は 2 次電圧です。

  • I1 は 1 次 + 端子に流入する電流です。

  • I2 は 2 次 + 端子から流出する電流です。

  • N は巻線比です。

このブロックを使用して、AC 変圧器またはソリッドステート DC-DC コンバーターを表します。インダクタンス項と相互インダクタンス項をもつ変圧器をモデル化するには、Mutual Inductor ブロックを使用します。

1 次巻線と 2 次巻線に接続されている 2 つの電気ネットワークには、それぞれに独自の Electrical Reference ブロックが含まれていなければなりません。

変数

シミュレーションの前にブロック変数の優先順位と初期ターゲット値を設定するには、ブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [初期ターゲット] セクションを使用します。詳細については、ブロック変数の優先順位と初期ターゲットの設定を参照してください。

ノミナル値は、モデル内で予想される変数の大きさを指定する方法を提供します。ノミナル値に基づくシステムのスケーリングを使用すると、シミュレーションのロバスト性が向上します。ノミナル値はさまざまなソースから得られます。その 1 つがブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [ノミナル値] セクションです。詳細については、ブロック変数のノミナル値の変更を参照してください。

端子

保存

すべて展開する

1 次巻線の正の端子に関連付けられた電気量保存端子。

1 次巻線の負の端子に関連付けられた電気量保存端子。

2 次巻線の正の端子に関連付けられた電気量保存端子。

2 次巻線の負の端子に関連付けられた電気量保存端子。

パラメーター

すべて展開する

変圧器の巻線比 (2 次コイル巻数に対する 1 次コイル巻数の比)。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2007a で導入