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離散時間 PWM 電圧源

この例では、離散時間 Simscape™ Foundation Library の PS Counter ブロックを使用して、より複雑な動作のコンポーネントを作成する方法を説明します。このモデルでは、制御可能な PWM 電圧源が実装されます。PWM がオンの時間 (デューティ比) は物理量信号入力 u に比例します。

代替方法である非同期実装は、「非同期 PWM 電圧源」の例 (AsynchronousPWMVoltageSourceExample) を参照してください。離散時間方式は固定ステップ ソルバーとハードウェアインザループ アプリケーションに適しています。一方、非同期実装は可変ステップ ソルバーを使用する高速デスクトップ シミュレーションに適しています。

モデル

Discrete PWM Voltage Source サブシステム

Scope からのシミュレーション結果

Simscape ログからのシミュレーション結果

以下のプロットは、Discrete PWM Voltage Source の出力電圧と、シミュレーションで使用したステップ サイズを示します。固定ステップ ソルバーを使用しているため、シミュレーションの間ステップ サイズは一定になります。使用するステップ サイズは、デューティ比の変化を許容範囲内の分解能で取得できる程度に小さくしなければなりません。

以下のプロットでは、DiscreteTimePWMVoltageSource と AsynchronousPWMVoltageSourceExample の結果を比較しています。どちらのモデルもほぼ同じ電圧信号を生成しますが、非同期モデルは可変ステップ ソルバーを使用して実行でき、より大きなステップをとることができます。これにより、シミュレーションがより高速になる場合があります。