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randsmall

微小ランダム重み/バイアス初期化関数

構文

W = randsmall(S,PR)
M = rands(S,R)
v = rands(S)

説明

randsmall は重み/バイアス初期化関数です。

W = randsmall(S,PR) は、次を取ります。

S

ニューロンの数

PR

入力の範囲が R である R2 列の行列

これは、–0.1 ~ 0.1 の範囲の微小乱数値から成る SR 列の重み行列を返します。

M = rands(S,R) は、乱数値から成る SR 列の重み行列を返します。v = rands(S) は、乱数値から成る S 行 1 列のベクトルを返します。

ここでは、rands を使用して 3 つのセットの乱数値を生成します。

randsmall(4,[0 1; -2 2])
randsmall(4)
randsmall(2,3)

ネットワークの利用

rands を使用して初期化するため、カスタム ネットワークの i 層の重みとバイアスを準備します。

  1. net.initFcn'initlay' に設定します (net.initParam は自動的に initlay の既定のパラメーターになります)。

  2. net.layers{i}.initFcn'initwb' に設定します。

  3. net.inputWeights{i,j}.initFcn'randsmall' に設定します。

  4. net.layerWeights{i,j}.initFcn'randsmall' に設定します。

  5. net.biases{i}.initFcn'randsmall' に設定します。

ネットワークを初期化するには、init を呼び出します。

バージョン履歴

R2010b で導入