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netprod

積正味入力関数

構文

N = netprod({Z1,Z2,...,Zn})
info = netprod('code')

説明

netprod は正味入力関数です。正味入力関数は、層の重み付き入力とバイアスを結合して層の正味入力を計算します。

N = netprod({Z1,Z2,...,Zn}) は、次を取ります。

Zi

行 cell 配列に含まれる SQ 列の行列

これは、Z1Zn の要素単位の積を返します。

info = netprod('code') は、この関数に関する情報を返します。次のコードがサポートされています。

'deriv'

導関数の名前

'fullderiv'

N×S×Q の全微分 = 1、S×Q の要素単位の微分 = 0

'name'

完全名

'fpnames'

関数パラメーターの名前を返す

'fpdefaults'

既定の関数パラメーターを返す

以下は、netprod を使用して、ユーザーが定義した 2 つの重み付き入力ベクトルのセットを結合します。

Z1 = [1 2 4;3 4 1];
Z2 = [-1 2 2; -5 -6 1];
Z = {Z1,Z2};
N = netprod({Z})

以下は、netprod を使用して、先ほどと同じ重み付き入力ベクトルとバイアス ベクトルを結合します。Z1Z2 には、それぞれ 3 つの同時ベクトルが含まれているため、concur を使用して B の同時コピーを 3 つ作成し、サイズをすべて同じにしなければなりません。

B = [0; -1];
Z = {Z1, Z2, concur(B,3)};
N = netprod(Z)

ネットワークの利用

newpnn または newgrnn を呼び出すことによって、netprod を使用する標準的なネットワークを作成できます。

層によって netprod が使用されるようにネットワークを変更するには、net.layers{i}.netInputFcn'netprod' に設定します。

いずれの場合も、sim を呼び出し、netprod を使用してネットワークのシミュレーションを行います。シミュレーションの例については、newpnn または newgrnn を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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