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adddelay

ニューラル ネットワークの応答への遅延の追加

構文

net = adddelay(net,n)

説明

net = adddelay(net,n) は、次の引数を取ります。

net

ニューラル ネットワーク

n

遅延数

そして、指定された遅延数 n だけ入力遅延の接続が増加し、それと同じ数だけ出力フィードバック遅延が減少したネットワークを返します。これにより、タイムステップ n だけ遅れて出力が生成される点を除き、元のネットワークと同じ動作をするネットワークが得られます。

遅延数 n を指定しない場合、既定の遅延数 1 が使用されます。

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この例では、入力時系列 X とターゲット時系列 T に対し、オリジナルの形式で時間遅延ネットワークの作成、学習、シミュレーションを行う方法を示します。その後、遅延を一旦削除してから、削除した遅延を元に戻します。1 番目と 3 番目の出力は同じになりますが、2 番目の結果には次のステップの予測が新たに追加されます。

時間遅延

[X,T] = simpleseries_dataset;
net1 = timedelaynet(1:2,20);
[Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net1,X,T);
net1 = train(net1,Xs,Ts,Xi);

Figure Neural Network Training (27-Jul-2023 15:28:30) contains an object of type uigridlayout.

y1 = net1(Xs,Xi);
view(net1)

遅延の削除

net2 = removedelay(net1);
[Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net2,X,T);
y2 = net2(Xs,Xi);
view(net2)

遅延の追加

net3 = adddelay(net2);
[Xs,Xi,Ai,Ts] = preparets(net3,X,T);
y3 = net3(Xs,Xi);
view(net3)

バージョン履歴

R2010b で導入