which
関数やファイルの位置の出力
構文
説明
which
は、item
item
の絶対パスを表示します。
item
が MATLAB® コード ファイル (拡張子が.m
、.mlx
または.p
) または保存済みの Simulink® モデル (拡張子が.slx
または.mdl
) 内の MATLAB 関数である場合、which
は対応するファイルの絶対パスを表示します。item
は MATLAB パス上になければなりません。item
が読み込まれた Java® クラス内のメソッドである場合、which
はそのメソッドの名前空間、クラス、およびメソッド名を表示します。item
がワークスペース変数の場合、関数which
は変数としてitem
を識別するメッセージを表示します。item
が Simulink に読み込まれた未保存の Simulink モデルの場合、which
は新しい Simulink モデルとしてitem
を識別するメッセージを表示します。item
が拡張子を含むファイル名であり、現在の作業フォルダーまたは MATLAB パス上にある場合、which
はitem
の絶対パスを表示します。
item
がオーバーロードされた関数またはメソッドの場合、which
item
は、最初に検出された関数またはメソッドのパスのみを返します。
which ___ -all
は、MATLAB パス上のすべての項目へのパスを、要求された名前と共に表示します。さらに、暗黙的にパスに追加された特別なフォルダー内の任意のファイルも表示します。このようなアイテムには、インスタンス化されているクラスのメソッドが含まれます。これらの特別なフォルダーの詳細については、MATLAB 検索パスとはを参照してください。前述の構文のいずれかの入力引数を使用して -all
を使用することができます。
例
入力引数
出力引数
制限
クラスが読み込まれていない場合、
which
は @ フォルダーの個別のファイル内で定義され、どの名前空間にも含まれていないメソッドのみを検出します。
ヒント
MATLAB が関数を呼び出すときにスコープと優先度を使用する方法の詳細は、関数の優先順位を参照してください。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入