rbbox
領域を選択するためのラバーバンド ボックスの作成
構文
rbbox
rbbox(initialRect)
rbbox(initialRect,fixedPoint)
rbbox(initialRect,fixedPoint,stepSize)
finalRect = rbbox(...)
説明
rbbox
は、現在の Figure 内のラバーバンド ボックスを初期化し、追跡します。これは、初期のボックスを 0×0 ピクセルの四角形として設定し、Figure の CurrentPoint
にこのボックスを固定し、この点から追跡を開始します。
rbbox(initialRect)
は、ラバーバンド ボックスの初期の位置とサイズを [x y width height]
として指定します。ここで、x
と y
は、左下隅を定義し、width
と height
はサイズを定義します。initialRect
は、現在の Figure の Units
プロパティで指定される単位を使って、Figure ウィンドウの左下隅から測定されます。ポインターの位置に最も近いボックスの隅は、rbbox
がボタンアップのイベントを受け取るまでポインターを追跡します。
rbbox(initialRect,fixedPoint)
は、固定したままのボックスの隅を指定します。すべての引数は、現在の Figure の Units
プロパティで指定される単位で表され、Figure ウィンドウの左下隅から測定されます。fixedPoint
は、2 要素のベクトル [x y]
です。追跡点は、fixedPoint
で定義された固定されたボックスの隅の対角の隅です。
rbbox(initialRect,fixedPoint,stepSize)
は、ラバーバンド ボックスが更新される頻度を指定します。追跡点が Figure の単位で stepSize
を超えたとき、rbbox
は、ラバーバンド ボックスが更新される頻度を指定します。既定のステップサイズは 1
です。
finalRect = rbbox(...)
は、4 要素のベクトル [x
y
width
height]
を返します。ここで、x
と y
は、ボックスの左下隅の x と y 成分で、width
と height
はボックスのサイズです。
例
ヒント
rbbox
は、四角形領域の定義やサイズ変更に有用です。
ボックスの定義に対して、
(x,y)
が Figure のCurrentPoint
のとき、initialRect
は[x y 0 0]
です。ボックスのサイズ変更に対して、
initialRect
はサイズ変更する四角形の領域 (たとえば凡例) を指定します。fixedPoint
は、追跡点の対角の隅です。
rbbox
は、ボタンが押されていない場合は、すぐに返します。そのため、rbbox
が呼び出されたとき、マウス ボタンが押されるように、rbbox
を waitforbuttonpress
と共に使用します。rbbox
は、マウス ボタンを解除したときに返します。