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num2hex

単精度数値と倍精度数値の IEEE 16 進数形式への変換

説明

hexStr = num2hex(X) は、16 進数を使用した IEEE® 形式での X の表現を返します。

  • X が倍精度数値の場合、hexStr は 16 文字になります。

  • X が単精度数値の場合、hexStr は 8 文字になります。

  • X がベクトル、行列、または多次元配列の場合、hexStr は 2 次元文字配列になります。hexStr の各行は X の要素を表します。

関数 dec2hex と異なり、num2hex は小数部をもつ浮動小数点値を変換できます。num2hex は、NaN 値、Inf 値および非正規数も正しく処理します。

num2hex によって生成される形式は、format hex コマンドによって生成される形式と同じです。

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数値を作成し、16 進数を使用した IEEE® 形式で表現します。X は倍精度数値で、小数部があります。

X = 3.1416;
hexStr = num2hex(X)
hexStr = 
'400921ff2e48e8a7'

hexStr は IEEE 形式であるため、X の小数部も表現します。関数 hex2num を使用して、hexStr を数値に戻すことができます。

hex2num(hexStr)
ans = 3.1416

単精度数値を作成します。

X = single(2.7182818)
X = single
    2.7183

X を変換します。関数 num2hex は、単精度数値を 8 桁のみの 16 進数を使用して表現します。

hexStr = num2hex(X)
hexStr = 
'402df854'

負の数値を変換して IEEE® 形式で表します。

num2hex(-1)
ans = 
'bff0000000000000'

NaN を変換します。

num2hex(NaN)
ans = 
'fff8000000000000'

Inf を変換します。

num2hex(Inf)
ans = 
'7ff0000000000000'

数値配列を作成します。

X = [3.1416 1.37e-5 1023.92];

X の要素を変換します。関数 num2hex は、これらの値を表す文字配列を返します。

hexStr = num2hex(X)
hexStr = 3x16 char array
    '400921ff2e48e8a7'
    '3eecbb21a99df39b'
    '408fff5c28f5c28f'

入力引数

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入力配列。数値配列として指定します。

データ型: single | double

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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