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matlabroot

MATLAB ルート フォルダー

説明

mr = matlabroot は、MATLAB® がインストールされているフォルダーの絶対パスを示す文字ベクトルを返します。matlabroot を使用して、MATLAB とツールボックス フォルダーのパスを作成します。このパスは、プラットフォーム、MATLAB のバージョン、およびインストール先の場所に依存しません。

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MATLAB のインストール先の場所を取得します。

matlabroot
ans =

    'C:\Program Files\MATLAB\R2017b'

現在のシステムの toolbox/matlab/general フォルダーの絶対パスを取得します。

fullfile(matlabroot,'toolbox','matlab','general')
ans =

    'C:\Program Files\MATLAB\R2017b\toolbox\matlab\general'
cd(matlabroot)

フォルダー myfiles を MATLAB 検索パスに追加します。

addpath([matlabroot '/toolbox/local/myfiles'])

詳細

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matlabroot

用語 matlabroot も MATLAB ファイルのインストール先フォルダーを指します。

たとえば、ドキュメンテーションにおいて "matlabroot/toolbox/local に保存する" とは、MATLAB ルート フォルダーの toolbox/local フォルダーに保存することを意味します。MATLAB ルート フォルダーが C:\Program Files\MATLAB\R2017b であれば、保存先のフォルダーは C:\Program Files\MATLAB\R2017b\toolbox\local です。

$matlabroot

マクロ $matlabroot は一部の種類のファイルでリテラルとして使用され、MATLAB ルート フォルダーの絶対パスを表します。

たとえば、javaclasspath.txt$matlabroot/toolbox/local/myfile.jar という行を含めると、myfile.jar の絶対パスが静的 Java® クラス パスに追加されます。詳細については、Java クラス パスの静的パスを参照してください。

ときには、特に古いコード例などでは、用語 $matlabroot または $MATLABROOT が、関数 matlabroot が返す値を表すために使用されていることもあります。

アルゴリズム

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Macintosh 上での matlabroot

R2008b (V7.7) 以降のバージョンを実行している Macintosh システムで、matlabroot を実行すると、次の例のような値を返します。

/Applications/MATLAB_R2008b.app

R2008a (V7.6) 以前のバージョンを実行している Mac システムで、matlabroot は次の例のような値を返します。

/Applications/MATLAB_R2008a

Mac システムでは、MATLAB ルート フォルダーの内容を直接表示することはできません。内容の表示方法などの詳細については、macOS プラットフォームでの MATLAB ルート フォルダー内の移動を参照してください。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入