matlab.mixin.CustomDisplay クラス
名前空間: matlab.mixin
オブジェクトの表示をカスタマイズするインターフェイス
説明
このクラスは、MATLAB® によるオブジェクトの表示方法をカスタマイズするためのインターフェイスを提供します。クラスにカスタム表示機能を追加するには、matlab.mixin.CustomDisplay
からクラスを派生させます。
classdef MySubClass < matlab.mixin.CustomDisplay .... end
matlab.mixin.CustomDisplay
は、オブジェクト表示をカスタマイズするためにサブクラスでオーバーライドできる保護メソッドを定義します。特定のメソッドをオーバーライドすることにより、オブジェクト表示の特定の側面をカスタマイズできます。オブジェクト表示のカスタマイズの詳細については、カスタム表示インターフェイスを参照してください。
matlab.mixin.CustomDisplay
は、3 つの隠されたパブリック シールド メソッド disp
、display
、details
も実装します。
disp
および display
は簡単なオブジェクト表示を提供します。details
メソッドは、オブジェクト情報の正式な表示を提供します。
メモ
matlab.mixin.CustomDisplay
を使用して列挙クラス用のカスタム表示を導出することはできません。代替方法については、関数 disp のオーバーロードを参照してください。
メソッド
例
ヒント
MATLAB は、オブジェクトを次のいずれかの形式で表示します。
削除されたスカラー ハンドル オブジェクト
空のオブジェクト配列
スカラー オブジェクト
非スカラー オブジェクト配列
各形式にはヘッダー、プロパティのリスト、フッターの 3 つのセクションがあります。すべての形式に既定の実装がありますが、クラスではこれらの形式をいずれもカスタマイズできます。
バージョン履歴
R2013b で導入