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isappdata

アプリケーション データが存在するかどうかを判別

    説明

    tf = isappdata(obj,name) は、アプリケーション データがあるかどうかをチェックし、以下の条件が満たされている場合、1 (true) を返します。

    • アプリケーション データに name 値が指定されている。

    • アプリケーション データに UI コンポーネント obj が関連付けられている。

    それ以外の場合、isappdata0 (false) を返します。返される結果 tf のデータ型は logical です。

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    Figure ウィンドウを作成します。次に、関数 date を使用して現在の時間を取得します。

    関数 setappdata を使用して d の内容を保存します。ここでは、d を、名前識別子 'todaysdate' を使用して figure に格納します。

    f = figure;
    d = date
    d = 
    '25-Jan-2024'
    
    setappdata(f,'todaysdate',d);

    d が指定した名前識別子で figure オブジェクトに保存されていることを確認します。

    isappdata(f,'todaysdate')
    ans = logical
       1
    
    

    アプリケーション データを使用して、変数に代入する値を決定します。

    Figure ウィンドウを作成し、val を指定します。val の内容を、名前識別子 'primary' を使用して figure オブジェクトに保存します。

    f = figure;
    val = {'Red','Yellow','Blue'};
    
    setappdata(f,'primary',val);

    条件付きステートメントを使用して、変数 colors をアプリケーション データの有無によって異なる値に設定します。

    figure に名前識別子 'primary' に関連付けられているデータが存在する場合は、このデータを colors に代入します。それ以外の場合は、新しいデータを colors に代入します。colors の値を出力します。

    if isappdata(f,'primary')
        colors = getappdata(f,'primary')
    else
        colors = {'Orange','Green','Purple'}
    end
    colors = 1x3 cell
        {'Red'}    {'Yellow'}    {'Blue'}
    
    

    入力引数

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    データを格納しているグラフィックス オブジェクト。任意のグラフィックス オブジェクトとして指定します。このオブジェクトは、格納操作時に setappdata に渡すものと同じグラフィックス オブジェクトです。

    データの名前識別子。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。この識別子は、格納操作時に setappdata に渡すものと同じ名前識別子です。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入