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delete

ファイルまたはオブジェクトを削除

説明

delete filename は、確認を要求せずにディスクから filename を削除します。

既定では、指定したファイルは完全に削除されます。ファイルを完全に削除するか、ごみ箱に送るかを変更するには、[ホーム] タブに移動し、[環境] セクションで [基本設定] をクリックします。[MATLAB][一般] を選択し、[ファイルの削除] セクションの使用できるオプションから選択します。代わりに、関数 recycle を使用することもできます。

ファイル リサイクルが有効になっている場合、関数 delete は削除されたファイルを、プラットフォームに固有の場所に移動します。

  • Windows® — ごみ箱。

  • macOS — ゴミ箱。

  • Linux® プラットフォーム — システムの一時フォルダー内の接頭辞 MATLAB_Files_ の付いたサブフォルダー。関数 tempdir によって返されます。

メモ

macOS の場合、ネットワーク ドライブから削除されるファイルにはファイル リサイクルが適用されません。

delete filename1 ... filenameN は指定されたファイルをディスクから削除します。

delete(obj) は指定されたオブジェクトを削除します。obj が配列である場合、delete は配列内のすべてのオブジェクトを削除します。obj はワークスペース内に残りますが、無効になります。

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現在のフォルダー内の .mat 拡張子をもつすべてのファイルを削除します。

delete *.mat

グラフィックス オブジェクトおよびグラフィックス オブジェクト配列を削除します。

棒グラフを作成し、ラインを 5 本プロットします。その後、棒グラフを削除します。

b = bar(1:5);
hold on
P = plot(magic(5));
delete(b)

Figure contains an axes object. The axes object contains 5 objects of type line.

Bar オブジェクトの変数 b はワークスペースに残りますが、オブジェクトを参照していません。

display(b)
b = 
  handle to deleted Bar

plot によって作成された Line オブジェクトをすべて削除します。

delete(P)

Figure contains an axes object. The axes object is empty.

入力引数

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削除するファイル名。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。filename には絶対パスまたは相対パスを指定でき、ワイルドカード (*) を含めることができます。リモートの場所からファイルを削除するには、Uniform Resource Locator (URL) として指定した絶対パスを fileName に含めなければなりません。詳細については、リモート データの操作を参照してください。

削除するオブジェクト。単一のオブジェクト、または複数オブジェクトの配列として指定します。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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