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copyfile

ファイルまたはフォルダーをコピーする

説明

copyfile source は、source ファイルまたはフォルダーを現在のフォルダーにコピーします。copyfile 操作が正常に完了した後、新規ファイルのタイムスタンプは、source のタイムスタンプと同じになります。

copyfile source destinationsource をファイルまたはフォルダーの destination にコピーします。

  • source がファイルの場合、destination にはファイルまたはフォルダーを指定できます。

  • source がフォルダーの場合、destination はフォルダーでなければなりません。

  • source にフォルダーまたは複数のファイルが指定され、かつ destination が存在しない場合、copyfiledestination を作成しようとします。

copyfile source destination f は、destination が書き込み不可の場合でも、sourcedestination にコピーします。destination の読み取り/書き込み属性の状態は変化しません。

status = copyfile(___) は指定されたファイルまたはフォルダーをコピーし、操作が正常に完了した場合はステータス 1 を返します。それ以外の場合、copyfile0 を返します。この構文では、前述の構文の入力引数を任意に組み合わせて使用できます。

[status,msg] = copyfile(___) は、発生した警告またはエラーに関するメッセージ テキストも返します。

さらに、[status,msg,msgID] = copyfile(___) は、発生した警告またはエラーに関するメッセージ ID も返します。

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現在のフォルダーにある myfile1.m をサブフォルダー myFolder にコピーします。

mkdir myFolder
copyfile myfile1.m myFolder

現在のフォルダー内に myfile1.m のコピーを作成し、myfile2.m という名前を割り当てます。

copyfile myfile1.m myfile2.m

newFolder がまだ存在していないときに、名前が my で始まるファイルとサブフォルダーを現在のフォルダーから newFolder フォルダーにコピーします。

copyfile my* newFolder

myfile1.m ファイルを現在のフォルダーから読み取り専用の restricted フォルダーにコピーします。

読み取り専用の restricted フォルダーを作成します。

mkdir restricted
fileattrib restricted -w

ファイルをコピーして、myfile1.m というファイル名に変更します。ステータスが 0 の場合、コピーは失敗しています。

status = copyfile('myfile1.m', 'restricted');
status
status = logical
   0

コピー先フォルダーの読み取り専用ステータスをオーバーライドする 'f' オプションを使用して、myfile1.m ファイルをコピーします。ステータスが 1 で messagemessageId が空である場合は、コピーが正常に完了したことを示します。

[status,message,messageId] = copyfile('myfile1.m', 'restricted', 'f');
status
status = logical
   1

message
message =

  0x0 empty char array
messageId
messageId =

  0x0 empty char array

入力引数

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コピー元のファイルまたはフォルダー。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。複数のファイルまたはフォルダーをコピーするには、ワイルドカード (*) を使用します。

ローカルのファイルまたはフォルダーをコピーする場合、source には絶対パスまたは相対パスを指定できます。ただし、リモートの場所のファイルおよびフォルダーをコピーするには、Uniform Resource Locator (URL) として指定した絶対パスを source に含めなければなりません。詳細については、リモート データの操作を参照してください。

メモ

source が string の場合は、すべての入力をかっこで囲みます。たとえば、copyfile("myfile.m","newfolder") のようになります。

移動先のファイルまたはフォルダー。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。destination にワイルドカードは使用できません。

destination がローカルの場所の場合は、絶対パスまたは相対パスとして指定できます。destination に指定されたフォルダーが存在しない場合、copyfile はそれらのフォルダーを作成します。destination がリモートの場合は、URL として指定した絶対パスを含めなければなりません。詳細については、リモート データの操作を参照してください。

メモ

destination が string の場合は、すべての入力をかっこで囲みます。たとえば、copyfile("myfile.m","newfolder") のようになります。

出力引数

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コピーのステータス。ファイルまたはフォルダーの移動の試行が正常に完了したかどうかを表し、0 または 1 として返されます。試行が正常に完了していれば、status の値は 1 になります。それ以外の場合、この値は 0 です。

データ型: logical

エラー メッセージ。文字ベクトルとして返されます。エラーまたは警告が発生した場合、msg にはエラーまたは警告のメッセージ テキストが格納されます。それ以外の場合、msg は空 ('') です。

エラー メッセージ識別子。文字ベクトルとして返されます。エラーまたは警告が発生した場合、msgID にはエラーまたは警告のメッセージ ID が格納されます。それ以外の場合、msgID は空 ('') です。

拡張機能

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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