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コマンド ウィンドウ
コマンド ウィンドウの選択
説明
コマンド ウィンドウでは、プロンプト (>>) によって示されるコマンド ラインに個々のステートメントを入力できます。ステートメントを入力すると、コマンド ウィンドウにその結果が表示されます。
たとえば、変数 a
を作成するには、コマンド ラインで「a = 1
」と入力し、Enter キーを押します。MATLAB® ではこの変数がワークスペースに追加され、結果がコマンド ウィンドウに表示されます。出力を非表示にするには、a = 1;
のようにステートメントの末尾にセミコロンを入力します。
出力変数を指定しない場合、MATLAB は変数 ans
(answer の略) を使用して計算結果を格納します。ans
の値は、変数に代入されない出力値を返すコマンドが実行されるたびに変化します。
次の表は、コマンド ウィンドウで実行できるその他のアクションの一部を示しています。
アクション | 操作を行うための方法 |
---|---|
ステートメントを実行する前に、複数行にわたって複数のステートメントを入力する。 | 複数のステートメントをコマンド ラインに入力します。ステートメント間では Shift+Enter を押します。 このキーの組み合わせは、 |
コマンド ラインからステートメントを実行せずに消去する。 | Escape (Esc) キーを押します。 |
前のステートメントを再度呼び出す。 | 上矢印 (↑) キーを押します。コマンド履歴ウィンドウが開き、以前のステートメントのログが表示されます。 特定のステートメントを再度呼び出すには、そのステートメントの任意の部分を入力してから上方向キーを押します。たとえば、コマンド |
コマンド ウィンドウをクリアする。 | 関数 テキストを削除せずにコマンド ウィンドウをクリアする場合は、代わりに関数 |
コマンド ウィンドウに既にあるステートメントを評価する。 | ステートメントを選択し、右クリックして、[選択を実行] を選択します。 |
現在コマンド ラインにあるコードの一部のみを実行する。 | コマンド ラインでコードを選択し、Enter キーを押します。 |
コマンド ウィンドウ を開く
コマンド ウィンドウは常に開いています。コマンド ウィンドウを既定の位置とサイズに戻すには、[ホーム] タブに移動し、[環境] セクションで [レイアウト] をクリックします。その後、事前構成されたデスクトップ レイアウト オプションのいずれかを選択します。エディターなどの別のツールからコマンド ウィンドウにフォーカスを移したり、最小化されているコマンド ウィンドウを表示したりするには、「commandwindow
」と入力します。
MATLAB Online™ では、コマンド ウィンドウが非表示になっている場合に表示するには、サイドバーにあるコマンド ウィンドウのアイコンをクリックします。たとえば、コマンド ウィンドウが MATLAB デスクトップの下部の既定の場所にある場合、下部のサイドバーにあるコマンド ウィンドウ アイコンをクリックします。
例
プログラムでの使用
ヒント
現在のサイズでコマンド ウィンドウに表示される列数と行数を確認するには、コマンド ウィンドウに「
matlab.desktop.commandwindow.size
」と入力します。MATLAB は列数と行数をそれぞれ返します。以下に例を示します。matlab.desktop.commandwindow.size
ans = 133 24
コマンド ウィンドウの基本設定で [行列の表示幅を 80 文字に設定] を選択した場合、文字数は 80 になります。詳細については、コマンド ウィンドウ基本設定の設定を参照してください。
コマンド ウィンドウでテキストまたは変数の値を表示するには、関数
disp
を使用します。たとえば、次のコードは変数を作成し、その値をコマンド ウィンドウに表示します。A = [15 150]; disp(A)
また、関数15 150
fprintf
を使用してテキストを表示することもできます。
バージョン履歴
R2006a より前に導入