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cameratoolbar

カメラ ツール バーをプログラム内から制御

    説明

    カメラ ツール バーの表示

    cameratoolbar は、座標軸のカメラとライトを対話的に操作可能にするカメラ ツール バーを現在の Figure に表示します。利用可能な Figure がない場合は、MATLAB® が関数 figure を呼び出して Figure を作成します。カメラ ツール バーを操作すると、Figure の座標軸に組み込まれている既定の操作セットが無効になります。

    カメラ ツール バー パラメーターの設定

    cameratoolbar(state) は、カメラ ツール バーの可視性を設定します。

    cameratoolbar(reset) は、現在のカメラ、シーンライト、またはターゲットを操作開始前の状態にリセットします。

    cameratoolbar("SetMode",mode) は、カメラ モーション コントロール モードを設定します。

    cameratoolbar("SetCoordSys",coordsys) は、カメラ モーションの主軸を設定します。

    cameratoolbar(fig,___) は、指定された Figure にカメラ ツール バーのパラメーターを設定します。前述の構文で、任意の入力引数の組み合わせの前に Figure を指定します。

    tb = cameratoolbar(___) は、Toolbar オブジェクトを返します。

    カメラ ツール バー パラメーターの取得

    tf = cameratoolbar("GetVisible") は、現在の Figure にカメラ ツール バーの可視性を返します (表示の場合は 1、非表示の場合は 0)。

    m = cameratoolbar("GetMode") は、現在のカメラ モーション コントロール モードを返します。

    p = cameratoolbar("GetCoordSys") は、カメラ モーションの現在の主軸を返します。

    ___ = cameratoolbar(fig,___) は、指定された Figure のカメラ ツール バーのパラメーターを取得します。

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    Figure を作成し、カメラ ツール バーを Figure に追加します。なお、Figure ウィンドウの [ビュー] メニューから [カメラ ツール バー] を選択してカメラ ツール バーを表示することもできます。カメラ ツール バーは、Figure の既定のツール バーの下に表示されます。

    fig = figure;
    tb = cameratoolbar(fig);

    Top portion of a figure window that displays the default figure toolbar and the camera toolbar below it

    "SetMode" を使用してカメラ ツール バー モードをズームに設定します。

    cameratoolbar("SetMode","zoom")

    Top portion of a figure window that displays the default figure toolbar and the camera toolbar below with the Zoom Camera button depressed

    入力引数

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    ツール バーの可視性状態。次の値のいずれかとして指定します。

    • "show" — カメラ ツール バーを表示します。

    • "hide" — カメラ ツール バーを非表示にします。

    • "toggle""show" 状態と "hide" 状態の間でカメラ ツール バーの可視性を切り替えます。

    • "close" — カメラ ツール バーを Figure から削除します。

    既定の状態に戻すリセット オプション。次の値のいずれかとして指定します。

    • "ResetCameraAndSceneLight" — 現在のカメラとシーンライトをリセットします。

    • "ResetCamera" — 現在のカメラをリセットします。

    • "ResetSceneLight" — 現在のシーンライトをリセットします。

    • "ResetTarget" — 現在のターゲットをリセットします。

    • "NoReset" — いずれのカメラ コントロールの状態も設定しません。このオプションは、関数 figure を使用して作成された Figure でのみ有効です。

    あるいは、ツール バーで対応するボタンをクリックしてカメラおよびシーンライトをリセットできます。

    カメラ モーション コントロール モード。次の値のいずれかとして指定します。

    • "orbit" — カメラを旋回移動します。

    • "orbitscenelight" — シーンライトを旋回移動します。

    • "pan" — カメラを移動 (パン) または傾斜します。

    • "dollyhv" — カメラを水平または垂直方向に移動します。

    • "dollyfb" — カメラを前方または後方に移動します。

    • "zoom" — カメラをズームします。

    • "roll" — カメラを回転します。

    • "nomode" — カメラ モードなし。

    各モードの詳細については、カメラ ツール バーを参照してください。

    あるいは、ツール バーで対応するボタンをクリックしてカメラ モードを設定できます。

    カメラ モーションの主軸。次の値のいずれかとして指定します。

    • "x" — 主軸 x

    • "y" — 主軸 y

    • "z" — 主軸 z

    • "none" — 主軸なし

    主軸の詳細については、カメラ ツール バーを参照してください。

    あるいは、ツール バーで対応するボタンをクリックして主軸を設定できます。

    ターゲット Figure。Figure オブジェクトとして指定します。

    出力引数

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    カメラ ツール バーの可視性。データ型 logical1 または 0 として返されます。カメラ ツール バーが表示されている場合、tf は logical 1 (true) です。それ以外の場合、tf は logical 0 (false) です。

    カメラ モーション コントロール モード。文字ベクトルとして返されます。可能な値のリストについては、mode 入力引数を参照してください。

    カメラ モーションの主軸。文字ベクトルとして返されます。可能な値のリストについては、coordsys 入力引数を参照してください。

    カメラ ツール バー。Toolbar オブジェクトとして返されます。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入

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    参考

    関数