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MATLAB からの .NET 使用概説

Microsoft .NET Framework とは

Microsoft® .NET Framework は、一般的なプログラム要件に対するあらかじめコーディングされた大規模なソリューションを提供し、Framework 専用に作成されたプログラムの実行を管理する一体型の Windows® コンポーネントです。

MATLAB® は、Windows プラットフォームでのみ .NET Framework をサポートします。

MATLAB .NET インターフェイスの利点

MATLAB .NET インターフェイスにより以下が可能です。

  • .NET クラスのインスタンスの作成

  • クラス メンバーによる .NET アプリケーションとの対話

MATLAB .NET インターフェイスを使用する理由

MATLAB .NET インターフェイスを使用して、Microsoft .NET Framework の機能を利用します。以下に例を示します。

  • 専門的に開発された .NET アセンブリを、ハードウェアへのアクセスなど、特定操作の実行に使用したい。

  • .NET のプログラミングの機能を活用したい (たとえば、既存の C# プログラムがある場合)。

  • Microsoft が提供する既存の .NET 用クラスにアクセスしたい。

.NET Framework Version 3.0 以降で使用できる speech synthesizer クラスは、すぐに利用可能な機能の例です。以下のような関数 Speak を MATLAB で作成します。

function Speak(text)
NET.addAssembly('System.Speech');
speak = System.Speech.Synthesis.SpeechSynthesizer;
speak.Volume = 100;
Speak(speak,text);
end

テキストを音声にする場合は、以下を入力します。

Speak('You can use .NET Libraries in MATLAB');

.NET サポートの制約

MATLAB は、.NET の機能の C# をサポートしますが、次の表に記載された制約を例外とします。

MATLAB でサポートされない機能
ClassName.propertyname 構文による静的プロパティの設定。代わりに関数 NET.setStaticProperty を使用してください。
アセンブリのアンロード
構造体配列、スパース配列、または複素数の .NET プロパティまたはメソッドへの受け渡し
MATLAB からの .NET クラスのサブクラス化
非パブリック クラス メンバーへのアクセス
関数 methods または関数 methodsview を使用したジェネリック メソッドの表示。回避策については、「反射を使用した .NET ジェネリック メソッドの表示」を参照してください。
入れ子にされたクラスのインスタンスの作成。回避策については、「入れ子にされたクラスの使用」を参照してください。
.NET オブジェクトの MAT ファイルへの保存 (シリアル化)
特定の下限での .NET 配列の作成
複数 .NET オブジェクトの連結による配列化
インターフェイス メソッドの実装
Figure ウィンドウでの .NET 制御のホスティング
演算のキャスト
ref 型または out 型引数によるコンストラクターの呼び出し
System.Console.WriteLine を使用したコマンド ウィンドウへのテキストの書き込み
ポインター型引数、関数ポインター、Dllimport キーワード
.NET リモート処理

foreach 反復における MATLAB : (コロン) 演算子の使用

静的クラスで定義された .NET イベントへのイベント リスナーの追加
標準シグネチャ非準拠のシグネチャによる .NET イベントの処理
空の .NET オブジェクトの作成
名前空間に属さない .NET オブジェクトの作成

MATLAB .NET インターフェイスと MATLAB Builder NE との違い

MATLAB .NET インターフェイスは、MATLAB で .NET アセンブリを使用する MATLAB ユーザーを対象としています。

MATLAB Builder™ NE では、.NET プログラマがアクセスできるように MATLAB 関数がパッケージ化されています。これにより、MATLAB を .NET アプリケーションに組み込むことができます。この製品についての詳細は、「Getting Started with MATLAB Builder NE」を参照してください。

動作環境

.NET への MATLAB インターフェイスは、Windows プラットフォームでのみ使用できます。

Microsoft .NET Framework がシステムにインストールされていなければなりません。

MATLAB インターフェイスには、.NET Framework Version 4.0 以上が必要です。Framework 2.0 以上でビルドされたアセンブリも引き続きサポートされます。サポートされているフレームワークがシステムにインストールされているかどうかを確認するには、関数 NET.IsNETSupported を使用してください。

.NET アプリケーションを使用するには、プログラムのインストール方法とその機能の詳細についてベンダーの製品ドキュメンテーションを参照してください。

MATLAB 構成ファイル

MATLAB では、matlabroot/bin/arch フォルダーに構成ファイル MATLAB.exe.config が用意されています。このファイルにより、MATLAB は、システムで利用可能な最新の基幹アセンブリを読み込みます。構成ファイルの変更および使用はユーザーの責任において可能です。構成ファイルで使用可能な要素の追加情報については、Web で「.NET Framework の構成ファイル スキーマ」ページ (http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/1fk1t1t0.aspx) を参照してください。

MATLAB における .NET アセンブリの使用

MATLAB で .NET を使用する例は、以下を参照してください。

詳細は、以下を参照してください。

.NET Framework の詳細

.NET Framework の詳細は、外部リソースにお問い合わせください。

情報源の 1 つに Microsoft Developer Network があります。http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/aa496123 の .NET Framework デベロッパー センターで、「.NET Framework クラス ライブラリ」という用語を検索します。.NET Framework クラス ライブラリは、プログラミング リファレンス マニュアルです。このドキュメンテーションにある多くの例は、このライブラリのクラスを参照します。.NET Framework ドキュメンテーションにはさまざまなバージョンがあるため、必ずご使用のシステムのバージョンを参照してください。MATLAB でのバージョンのサポートの詳細は、「動作環境」を参照してください。

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