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印刷とエクスポートの概要

印刷およびエクスポートの操作

MATLAB® グラフィックスで作成した Figure を印刷したり、他のアプリケーションで利用できるようにファイル形式を指定して転送する基本操作は 4 つあります。

操作

説明

印刷

Figure をスクリーンから直接プリンターに送信する

ファイルに出力

Figure を後で印刷するために PostScript® ファイルに書き込む

ファイルへエクスポート

Figure をグラフィックス形式でファイルにエクスポートし、アプリケーションにインポートできるようにする

クリップボードにエクスポート

Figureを Microsoft® Windows® のクリップボードにコピーし、アプリケーションに貼り付けできるようにする

グラフィカル ユーザー インターフェイス

MATLAB コマンドの入力に加えて、グラフィックスの印刷とエクスポートには、Microsoft Windows、UNIX® の対話的なツールを使用できます。以下の表は、これを行うことが可能な GUI の一覧を示し、Figure ウィンドウからそれらを開く方法を説明します。

ダイアログ ボックス

開く方法

説明

印刷 (Windows および UNIX)

[ファイル][印刷] または関数 printdlg

Figure をプリンターに送信する、プリンターを選択する、ファイルに出力するなどのオプション

印刷プレビュー

[ファイル]、[印刷プレビュー]または関数 printpreview

最終出力を表示および調整する

エクスポート

[ファイル][エクスポート]

Figure をグラフィックス形式でファイルにエクスポートする

コピー オプション

[編集][コピー オプション]

クリップボードのコピー用に形式、Figure サイズ、背景色を設定する

Figure のコピー テンプレート

[ファイル][設定]

Text、Line、Axes、UI コントロールのプロパティを変更する

[印刷] および [印刷プレビュー] ダイアログ ボックスは、MATLAB ファイルから、または関数 printdlg および関数 printpreview を使用してコマンド ラインから開くことができます。

コマンド ライン インターフェイス

MATLAB の Figure は、コマンド ラインまたは MATLAB ファイルから印刷できます。関数 set を使うと、印刷される Figure の外観を調整するプロパティが設定できます。関数 print を使うと、出力形式を指定し、印刷またはエクスポート操作を開始することができます。

    メモ:   MATLAB コマンドからの印刷形式と、その [印刷] プレビューは、表示スクリーン上の Figure の外観を細部まで再現することを保証していません。Figure の複雑度、利用可能なフォント、ネイティブ プリンターのドライバーまたは MATLAB の組み込みドライバーのどちらが使用されているか等を含むさまざまな要因により、最終的な出力は影響を受けるため、スクリーン上に表示された出力と印刷された出力は異なる場合があります。

set によるプロパティの修正

関数 set は、Figure とその内部にあるオブジェクトの外観を調整するプロパティの値を変更します。これらのプロパティは、Figure と共に格納されます。Axes や注釈のような、子のプロパティもあります。プロパティの 1 つをを変更すると、新規の値は Figure と共に保存され、設定を再度変更するまで、Figure を出力するたびにその外観に影響を与えます。

現在の Figure の印刷プロパティを変更する set コマンドは、以下の形式になります。

set(gcf, 'Property1', value1, 'Property2', value2, ...)

ここで、gcf は現在の Figure のハンドルを返す関数呼び出しで、各プロパティと値の組は、名前付きプロパティと、後に続くそのプロパティが設定される値で構成されます。

たとえば、

set(gcf, 'PaperUnits', 'centimeters', 'PaperType', 'A4', ...)

は、測定単位と用紙サイズを設定します。Figure の設定の変更 は、よく用いられる印刷プロパティを記述しています。「Figure Properties」 のリファレンス ページには、プロパティの一覧が含まれています。

get によるプロパティの参照

関数 get を利用して、特定のプロパティの値を取得することができます。

a = get(gcf, 'Property')

    メモ:   プロパティ インスペクターを使用すると、Figure や他のオブジェクト プロパティを調べたり、変更したりすることができます。プロパティ インスペクターは inspect コマンドで開くことができます。現在の Figure をプロパティ インスペクターで開くには、
    inspect(gcf) を入力します。

print による印刷とエクスポート

関数 print は、以下の表に示す 4 つの動作を行います。引数の存在の有無によって、どの動作を行うかをコントロールできます。

動作

Print コマンド

Figure をプリンターに出力

print

Figure を後で印刷するためにファイルに出力

print filename

Figure をグラフィックス形式で Microsoft Windows システムのクリップボードにコピー

print -dfileformat

Figure を後でアプリケーションにインポートするためにグラフィックス形式ファイルにエクスポート

print -dfileformat filename

また、print コマンドではオプションの引数を指定することもできます。たとえば、Figure の 2 をファイル spline2d.eps に解像度 600 dpi でエクスポートし、EPS カラー グラフィックス形式を利用するには、次のようにします。

print -f2 -r600 -depsc spline2d

このコマンドの関数形式は、次のとおりです。

print('-f2', '-r600', '-depsc', 'spline2d');

UNIX プラットフォームで表示せずに印刷する

PostScript -nodisplay スタートアップ オプションで実行する場合、あるいは環境変数 DISPLAY なしで実行する場合、UNIX プラットフォームで適用されるほとんどの print オプションを使用できますが、いくつかの制限があります。たとえば、nodisplay モードでは、Uicontrol は印刷されません。したがって、このモードで実行した場合、GUI を印刷できません。

詳細は関数 print のドキュメンテーションの 「ディスプレイなしの印刷とエクスポート」 を参照してください。

パラメーターとオプションの指定

下記の表は、印刷またはエクスポートされる Figure に対して修正可能なパラメーターの一覧を示します。これらのパラメーターのいずれかを変更するには、[印刷プレビュー] または UNIX [Print] ダイアログ ボックスを使用するか、あるいは関数 set または print を利用します。

詳細は Figure の設定の変更 を参照してください。

パラメーター

説明

Figure のサイズ

印刷ページ上での Figure のサイズを指定

Figure の位置

印刷ページ上での Figure の位置を指定

用紙サイズ

大きさまたは形式で指定された用紙を選択

用紙方向

ページ上の Figure の方向を指定

位置モード

ユーザーが Figure の位置を指定するか、あるいは自動的に決定するかを設定

グラフィックス形式

エクスポートされるデータの形式を選択 (例 EPS, JPEG)

分解能

Figure のサンプリング精度を指定

レンダラー

グラフィックスを描画する方法 (アルゴリズム) を選択

レンダラー モード

レンダラーをユーザーが指定するか、あるいは Figure のコンテンツに基づいてレンダラーが自動的に決定されるように設定

軸範囲とメモリ

軸の目盛りと範囲を表示されているとおりに保持するか、あるいは Figure のサイズに応じて自動調整されるように設定

背景色

スクリーン上に表示されているとおりに背景色を設定するか、強制的に白にするかを選択

ラインとテキストの色

スクリーン上に表示されているとおりにラインとテキスト オブジェクトを保持するか、あるいはモノクロで印刷するかを選択

UI control

Figure 内のすべてのユーザー インターフェイス コントロールを表示または非表示にする

境界ボックス

プロット内の最も外側のオブジェクトと背景領域のエッジとの間の空白をそのままにする

CMYK

RGB 値を自動的に CMYK 値に変換

文字セット エンコード

PostScript プリンターに対する文字セットを選択

既定値とそれらの変更方法

印刷およびエクスポートの既定値を変更しない場合は、MATLAB は以下のように Figure を印刷またはエクスポートします。

  • ウィンドウ フレームなしでサイズは 8 x 6 インチ

  • 使用可能な場合は 8.5 x 11 インチの用紙に縦長形式で中央揃え

  • Figure と Axes の背景色に白を使用

  • Axes の目盛りと範囲は印刷サイズに合わせてスケーリング

Figure に対する既定値の設定

一般に、特定の Figure に対するプロパティ設定を変更するには、Figure の設定の変更 の指示に従ってください。

[印刷プレビュー] と[印刷] ダイアログ ボックスを使って行った設定変更、あるいは関数 set を使って行った設定変更は、Figure と共に保存され、再度設定を変更するまで Figure の印刷に影響を与えます。

[Figure のコピー テンプレート設定] パネルと [コピー オプション設定] パネルで設定を変更すると、Figure の画面での表示方法が変化します。

セッションに対する既定値の設定

Figure のプロパティの既定のセッションを設定することができます。以下の構文を使用して、プロパティのセッション既定値を設定します。

set(0, 'DefaultFigurepropertyname', 'value')

ここで、propertyname は、Figure のプロパティ名です。以下の例では、現在の MATLAB セッションにおけるその後すべての印刷操作について、用紙の方向を設定します。

set(0, 'DefaultFigurePaperOrientation', 'landscape')

「Figure Properties」 のリファレンス ページには、プロパティの一覧が含まれています。

現在の MATLAB セッションのその後すべての Figure に適用される、設定可能な既定のプロパティにどのようなものがあるのかを参照するには、以下を入力します。

set(0,'default')

現在の設定を参照するには、以下を入力します。

get(0,'default')

セッションをまたぐ既定値の設定

Figure プロパティ、プリンター ドライバー、関数 print に対して、複数のセッション間の既定値を設定することができます。

印刷デバイスと print コマンド-  既定のプリンター ドライバーと既定の print コマンドは、ファイル printopt.m で設定します。このファイルは、これらの設定の変更や現在の既定値の表示に関する指示を含みます。以下のコマンドを入力して、エディター内で printopt.m を開きます。

edit printopt

以下のコメント行まで約 40 行スクロールダウンします。

%---> Put your own changes to the defaults here (if needed)

この行の後に変更を加えます。たとえば、既定のドライバーを変更するには、まず、dev を設定する行を見つけ、テキスト文字列を適切な値で置き換えます。そして、既定のドライバーを HP® LaserJet III に設定する場合、この行の内容を以下に変更します。

dev = '-dljet3';

dev の値に対する一覧は、print リファレンス ページの 「Drivers」 を参照してください。

    メモ:   dev-djpeg のようなグラフィックス形式になるように設定した場合、Figure は印刷されるのではなく、そのタイプのファイルにエクスポートされます。

Figure プロパティ-  以下のようなコマンドを startup.m ファイルに含めることによって、プロパティのセッション間の既定値を設定します。

set(0, 'DefaultFigurepropertyname', 'value')

ここで、"propertyname" は、Figure のプロパティ名です。たとえば、次の例を考えてみましょう。

set(0, 'DefaultFigureInvertHardcopy', 'off')

は、Figure の背景をスクリーン カラーで保持します。

これは、セッション既定値の変更に使用するコマンドと基本的に同じです。ただし違うのは、このコマンドを startup.m ファイルに追加することにより、MATLAB を起動するたびにそのコマンドが自動的に実行されるということです。

    メモ:   print コマンドへの引数で指定したオプションにより、MATLAB コマンドまたは [印刷プレビュー] ダイアログ ボックスで設定したプロパティがオーバーライドされ、さらに、printopt.m または startup.m で指定されている MATLAB の既定の設定がオーバーライドされます。

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