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プリンター ドライバーの選択

プリンターのドライバーとは

プリンター ドライバーでは、Figure が、プリンターに理解される命令に書式変更されます。MATLAB® の主要なプリンター ドライバーには、組み込みと Ghostscript の 2 種類があります。サポートされているドライバーの一覧は、関数 print のリファレンス ページの「プリンター ドライバーの表」を参照してください。プリンター ドライバーを指定しても、プリンターの選択は変更されません。ここでは、Figure の印刷時に利用するプリンター ドライバーを決定するための情報を提供します。

組み込みの MATLAB ドライバー

組み込みの MATLAB ドライバーは専用として作成されており、Windows®、PostScript®、HP-GL® の出力形式を含みます。

組み込みの Windows プリンター ドライバーでは、Windows の印刷管理で動作する印刷要求ができます。印刷管理を使うと、印刷キューをモニタリングし、さまざまな印刷プロセスが制御できます。

HP-GL サポートは、HP® 7475A プロッターおよび完全互換プロッター用に提供されます。HP-GL ファイルは、Microsoft® Word などの他のアプリケーションのドキュメントにもインポートできますが、アドオン フィルターが必要になる場合があります。

Ghostscript ドライバー

Ghostscript ドライバーでは、Ghostscript を使用して Figure がプリンターモデル固有の命令に変換されます。MATLAB によって Figure の PostScript 表現が生成され、そこから Ghostscript によってプリンターへの命令が生成されます。Ghostscript ドライバーの例としては、Epson® と HP があります。

ドライバーの選択で考慮すべき点

プリンター ドライバーの選択は、複数の事柄に依存します。

以下のフローチャートは、利用しているプラットフォームと所有しているプリンターのタイプを基に、ドライバーの選択方法の概要を示しています。

利用するプリンター ドライバーのタイプの決定

プラットフォームに関する考慮事項

Windows では、上記のフローチャートの任意のドライバー タイプを利用することができます。Windows ドライバーを利用する場合は、Windows の印刷管理を利用できます。

UNIX® では、PostScript または Ghostscript ドライバーが利用できます。

いずれのプラットフォームでも、PostScript 互換プリンターがある場合は、Ghostscript ドライバーよりも PostScript ドライバーを利用する方が賢明です。そうすれば、不要な Ghostscript 変換ステップを回避でき、より正確な出力を作成できると考えられます。

プリンター タイプ

プリンターのサポートは、Windows, PostScript, Ghostscript ドライバーの間で異なります。どのドライバーを利用するかは、プリンターのマニュアルを参照してください。

Windows のドライバーはほとんどのプリンター モデルをサポートしますが、プリンターのネイティブ ドライバーは MATLAB の Windows ドライバーと互換性がないことがあります。印刷エラーが発生する場合は、Windows ネイティブ ドライバーの問題 を参照してください。

Ghostscript ドライバーの中には、特定のプリンター モデルに固有なものがあります。たとえば、HP DeskJet 500、500C、550C の各モデルをサポートする個別のドライバーがあり、さらにシリーズ用の一般ドライバーがあります。この場合、最初にモデル固有のドライバーを試してください。動作しない場合は、一般ドライバーを試してください。

カラー モデル

既定では、モノクロ ドライバーが利用されます。組み込みの MATLAB および Ghostscript ドライバーは、カラーおよびモノクロの両方で印刷します。print のリファレンス ページの 「プリンター ドライバー」 表は、どのドライバーがカラーであるかを示しています。

色の付いた表面とイメージは、モノクロ ドライバーの利用時にはグレースケールで印刷されます。カラーのラインとテキストは、ドライバーのカラー サポートとプリンターのカラー機能に応じて、カラー、グレースケール、モノクロで印刷されます。結果は、イメージ、テキスト、ライン、パッチ、表面が印刷されるかどうかによって異なる場合があります。

フォント サポート

MATLAB では印刷用にサポートされるフォントは、指定する MATLAB プリンター ドライバーによって異なります。使用しているプラットフォームによって異なることもあります。

PostScript と Ghostscript でサポートされるフォント-  下記の表は、Painters レンダラーでの生成時 (完全にベクトル化された出力) に MATLAB PostScript と Ghostscript ドライバーによってサポートされるフォントの一覧です。この同じフォントのセットが、Windows と UNIX の両方でサポートされます。場合によっては、サポートされるフォントが画面表示には使用できない一方で、印刷やエクスポートに使用されることがあります。この場合、画面表示と生成される出力は異なることがあります。

AvantGarde

Helvetica-Narrow

Times-Roman

Bookman

NewCenturySchlbk

ZapfChancery

Courier

Palatino

ZapfDingbats

Helvetica

Symbol

 

上記のリストにないすべてのフォントは、以下に示すフォントを除いて、Courier で置き換えられます。次の表に、指定のフォントに適用される置換規則を示します。1 列目のフォントを指定した場合、Painters レンダラーは 2 列目の対応するフォントを使用して出力を生成します。

MATLAB の指定フォント出力に使用されるフォント
ArialHelvetica
TimesNewRomanTimes-Roman
NewCenturySchoolbookNewCenturySchlbk

関数 set を利用してフォントを設定する場合は、上記のとおりの名前を正確に利用してください。次の例は、MATLAB コマンドを使って現在のテキスト オブジェクトのフォントを Helvetica-Narrow に設定します。

set(gca, 'FontName', 'Helvetica-Narrow');

[プロパティ エディター] ダイアロ グボックス ([編集] メニューの [Axes プロパティ] または [現在のオブジェクト プロパティ] からアクセス) を使用してフォントを設定する場合は、使用可能なフォントの一覧にはシステムでサポートされているフォントが表示されます。上記の表にないフォントを選択した場合は、結果のファイルは Courier を利用します。

Windows ドライバーがサポートするフォント-  MATLAB Windows ドライバーは、システムがサポートしているフォントをサポートします。システムにインストールされているフォントの一覧を表示するには、プロパティ エディターの [テキスト] タブまたは [スタイル] タブの[フォント名] の一覧を開きます。

関数 set を利用してフォントを設定する場合は、プロパティ エディターに表示されているとおりに名前を入力します。たとえば、Script フォントがシステムにインストールされている場合は、以下のコードを使って Figure のタイトルを Script に設定します。

h = get(gca, 'Title');
set(h, 'FontName', 'Script');

MATLAB で提供されているフォントのうち、使用しているプラットフォームでシステム フォントとして利用できないフォントを指定した場合は、Figure が適切に印刷およびエクスポートされない場合があります。

HP-GL ドライバーがサポートするフォント-  HP-GL ドライバーは、1 つのフォントのみをサポートします。しかし、サイズと色を設定することができます。

ドライバー固有の設定

印刷設定の中には、特定のドライバーによってのみサポートされるものがあります。次の表は、設定とそれらをサポートするドライバーをまとめたものです。

設定

ドライバー

Figure を PostScript ファイルに挿入する

PostScript

BoundingBox (Figure を uncropped で印刷するように設定する)

PostScript、Ghostscript

CMYK

PostScript

ユーザー インターフェイスを利用して設定された解像度

PostScript, Windows

関数 print を利用して設定された解像度

PostScript

ドライバー固有の情報

ここでは、MATLAB ユーザーが利用可能なプリンター ドライバーのさまざまなタイプに関する情報を提供します。次のトピックスが含まれます。

Windows ドライバーの設定

Windows ドライバー (-dwin または -dwinc) を指定すると、印刷要求が Windows の印刷管理を使うという意味に解釈されます。これは、現在のプリンターのカラー プロパティ設定を基に、既定の Windows ドライバーを割り当てることを意味します。言い換えると、MATLAB は printopt.m-dwin-dwinc を区別しないので、予想する出力色は得られません。-dwin を選択した場合、ラインとテキストはモノクロで印刷されます。-dwinc を選択した場合は、ラインとテキストはスクリーン カラーで印刷されます (プリンターがカラー印刷できる場合)。

-dwin または -dwinc を利用していることを確認する方法は、2 つあります。それは印刷時にドライバーを指定するか、あるいはプリンターのドキュメンテーション プロパティ ダイアログ ボックスを利用して、既定のドライバーを設定することです。

すべての印刷要求に対する既定のドライバーを設定するには、プリンターのドキュメンテーション プロパティ ダイアログ ボックスを使用できます。このダイアログ ボックスは、プリンターのカラー プロパティを設定し、次に既定の Windows ドライバーを設定します。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、Windows の [印刷] または [印刷設定] ダイアログ ボックスの [プロパティ] ボタンをクリックします。ダイアログ ボックスのヘルプは、Windows とプリンターのドキュメンテーションを参照してください。ドキュメンテーションのプロパティ ダイアログ ボックスは、プリンターごとに異なります。

Windows ドキュメンテーションのプロパティ ダイアログ ボックスを使用した場合でも、不適切な色が使用される場合があります。これは、いくつかの Windows のプリンター カラー プロパティ設定に対して不適切な情報を返すためです。

Windows ネイティブ ドライバーの問題

印刷の問題は、ネイティブ プリンター ドライバーのバグ、あるいはネイティブ ドライバーと MATLAB ドライバーとの間の非互換性に起因する場合があります。

問題がある場合は、別のネイティブ プリンター ドライバーをインストールしてみてください。より新しいバージョンは開発元または他のベンダーから入手可能な場合があります。また、同じ開発元の初期モデルのような異なるプリンターのネイティブ ドライバーを利用することができる場合もあります。

解決されない場合は、PostScript または Ghostscript ドライバーを利用してください。

Level 1またはLevel 2 PostScript ドライバー

Level 1 あるいは Level 2 MATLAB PostScript ドライバーの選択は、出力の品質に影響を与えません。プリンターによるサポート内容、およびファイル サイズや速度の重要性に応じて選択してください。

Level 1 PostScript は Level 2 プリンターでは良い結果を生成しますが、Level 2 PostScript は Level 1 プリンターでは適切に印刷されません。

Level 2 PostScript ファイルは概して Level 1 ファイルよりも小さく、より高速でレンダリングされます。プリンターで Level 2 PostScript がサポートされている場合は、Level 2 ドライバーを利用してください。プリンターが Level 2 をサポートしない場合、あるいはサポートするかどうかがわからない場合は、Level 1 ドライバーを利用してください。

今後、PostScript Level 1 のサポートは行われなくなり、代わって MATLAB は PostScript Level 2 を生成します。

初期のPostScript 1プリンター

1990 年より以前に製造された PostScript プリンターのような、初期の PostScript 1 プリンターを使用する場合は、PostScript プリントアウトのテキスト内の問題に気づく場合があります。プリンターは PostScript ファイルに対して MATLAB が利用する ISOLatin1Encoding 演算子をサポートしない場合があります。その場合は、Adobe® PostScript の既定の文字セットのエンコードを使ってください。print コマンドに -adobecset オプションを使って、これを指定することができます。

HP-GL ドライバーでの背景の塗りつぶし

HP-GL ドライバーは背景を塗りつぶすことができません。そのため、Figure が白色の背景 (既定値) で印刷されるように設定されていることと、Figure 内のラインとテキストが白色の背景でも十分識別可能な暗い色で描画されていることを確認してください。背景に関する詳細は、背景色の設定 を参照してください。

HP-GL ドライバーでの色の選択

HP 7475A プロッターは 6 本のペンをサポートしますが、白は使用できません。MATLAB が HP-GL モードでのレンダリング中に白で描画しようとすると、ドライバーは別の色が選択されるまですべての描画コマンドを無視します。

黒と仮定されるペン 1 は、軸を描画するために用いられます。残りのペンは、現在の Axes オブジェクトの ColorOrder プロパティで指定された最初の 5 個の色について用いられます。ColorOrder で 5 よりも少ない色を指定する場合は、未指定のペンは使われません。

最大の 8 色を通常利用する Simulink® システムに対して、プロッターで利用可能な 6 本のペンは、次のように仮定されます。

  • ペン 1: 黒

  • ペン 2: 赤

  • ペン 3: 緑

  • ペン 4: 青

  • ペン 5: シアン

  • ペン 6: マゼンタ

既知のペン カラーでない色を含む MATLAB グラフィックス オブジェクトを描画しようとする場合、ドライバーは一覧にないその色に最も近い近似を選択します。

HP-GL ドライバーの制限

HP-GL ドライバーには、次の制限事項があります。

  • ディスプレイの色とプロットされる色は異なることがあります。

  • 領域 (メッシュおよび表面プロットの面、パッチ、ブロック、矢印) は塗りつぶされません。

  • 陰線や表面の除去はありません。

  • テキストは、プロッターの既定フォントで印刷されます。

  • ライン幅は、ペン幅で決定されます。

  • イメージと UI コントロールはプロットされません。

  • 2 つの頂点間で内挿されたエッジ ラインは、2 つの頂点の平均の色に最も合う色をもつペンで描画されます。

  • Figure は、Z-buffer または OpenGL を利用してレンダリングできません。このドライバーは、常に Painter's アルゴリズムを利用します。

利用するプリンター ドライバーの指定方法

システムの既定のドライバー以外のドライバーを利用する必要がある場合は、print リファレンス ページの「プリンター ドライバー」の表から新規ドライバーを選択し、新規の既定として、あるいは作業中の現在の Figure に対してのみ設定します。

すべての Figure に対する既定のドライバーの設定

特定のプリンター ドライバーを指定しない場合は、MATLAB は printopt.m ファイルの変数 dev で指定された既定のドライバーを利用します。出荷時の既定のドライバーは、プラットフォームにより異なります。

プラットフォーム

出荷時の既定のプリンター ドライバー

ドライバー コード

Windows

モノクロ Windows

-dwin

UNIX と Macintosh

モノクロ Level II PostScript

-dps2

すべての Figure に対する既定のドライバーを変更するには、printopt.m を編集し、dev に対する値を変更して、print リファレンス ページ (printopt.m は修正に対する命令を含みます) のプリンター ドライバーの表に示されているドライバー コードの 1 つと一致するようにします。詳細は、セッションをまたぐ既定値の設定を参照してください。

現在の Figure のみに対するドライバーの設定

MATLAB コマンド ラインからプリンター ドライバーを変更できます。印刷している Figure に対して既定でないプリンターのドライバーを指定するには、print コマンドに -d スイッチを含めます。たとえば、MATLAB に組み込まれた Windows のカラー プリンター ドライバー winc を使用して、現在の Figure を印刷するには以下を入力します。

print -dwinc

    メモ:   印刷時には、print -d オプションによってプリンター ドライバーを指定します。エクスポート時には、print -d オプションによってグラフィックス形式を指定します。

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