App Designer アプリへのテーブルの追加
App Designer アプリで表形式データを表示するには、テーブル UI コンポーネントを使用します。アプリ ユーザーがアプリで行、列、またはセルの並べ替え、選択、または再配置を行ってそのデータを操作するためのオプションを構成できます。
テーブル UI コンポーネントを App Designer アプリに追加するには、[設計ビュー] と [コード ビュー] の両方で作業する必要があります。
[設計ビュー] を使用して次を行います。
テーブル UI コンポーネントを作成する。
行と列の名前を指定する。
並べ替え可否や編集可否などの対話機能オプションを指定する。
[コード ビュー] で StartupFcn
コールバックを作成して次を行います。
テーブル UI コンポーネントでテーブル データを取り込む。
データの外観を構成する。
このページで説明しているすべてのステップの実装を確認するには、アプリでの対話型のテーブルの作成を参照してください。
テーブルの作成およびテーブルの動作の構成
[設計ビュー] で、次の手順に従ってテーブル UI コンポーネントをアプリに追加します。
[テーブル] コンポーネントを [コンポーネント ライブラリ] からアプリのキャンバスにドラッグします。
[コンポーネント ブラウザー] で、テーブル UI コンポーネントを選択します。
テーブルの列情報を構成するには、列関連のテーブル プロパティの右にある ボタンをクリックします。エディターを使用してテーブルの列を対話的に追加および名前変更します。ユーザーがアプリでテーブルを操作する際に、列の編集可否や並べ替え可否など、対話機能オプションを列ごとに指定することもできます。
行名を構成するには、[コンポーネント ブラウザー] で [RowName] フィールドを使用します。ただし、行名は、アプリの実行時にテーブルにデータが取り込まれた後にしか表示されないため、[設計ビュー] では表示されません。
テーブル データの取り込み
[コード ビュー] で、次の手順を使用して StartupFcn
コールバックでテーブル データを取り込みます。このコールバックは、ユーザーがアプリを実行したときに実行されます。
[コンポーネント ブラウザー] で、アプリ ノードを右クリックして [コールバック] 、 [StartupFcn コールバックの追加] を選択します。アプリ ノードの名前は、MLAPP ファイルと同じです。
[コードビュー] の
startupFcn
コールバックのコードで、Data
プロパティを使用してテーブル データをテーブル UI コンポーネントにプログラムで割り当てます。たとえば、次のコードでは、患者のサンプル データを読み取ってテーブルにそのデータを取り込みます。また、テーブル UI コンポーネントでデータのサブセットも表示されます。function startupFcn(app) % Read table array from file t = readtable("patients.xls"); vars = {'Age','Systolic','SelfAssessedHealthStatus','Smoker'}; t = t(1:20,vars); % Add data to the table UI Component app.UITable.Data = t; end
テーブル UI コンポーネントでテーブル データを表示する方法の詳細については、アプリ内での表形式データの書式設定を参照してください。
オプションとして、
startupFcn
コールバックのコードで、uistyle
を使用してテーブル データを表示する方法を変更します。たとえば、次のコードをStartupFcn
コールバックに追加して、テーブルの最初の列の背景色およびフォントの色を変更します。詳細については、テーブル UI コンポーネントのセルのスタイル設定を参照してください。s = uistyle("BackgroundColor","black","FontColor","white"); addStyle(app.UITable,s,"column",1);
startupFcn
コールバックの完全にコード化された例については、アプリでの対話型のテーブルの作成を参照してください。