mxArray (C)
MATLAB 配列の C 型
説明
MATLAB® データの基礎となる基本型。mxArray
は C 言語の opaque 型です。この型を含むヘッダー ファイルは以下のとおりです。
#include "matrix.h"
MATLAB がサポートする変数を mxArray
が扱う方法の詳細については、MATLAB データを参照してください。
C MEX ファイルはすべて、mexFunction
と呼ばれるゲートウェイ ルーチンで始まります。これは、入力および出力パラメーターの両方に mxArray
を必要とします。C MEX ファイル ゲートウェイ ルーチンの詳細については、C MEX ファイルのコンポーネントを参照してください。
MEX ファイルに MATLAB データを格納したら、C 行列 API の関数を使用してデータを操作し、C MEX API の関数を使用して MATLAB 環境で操作を実行します。mxArray
を使用してデータをこれらの関数との間でやり取りします。
制限
Simulink® の S-Function では、MEX 関数の終了後に存続する S-Function ブロックの状態に
plhs
mxArray
ポインターを格納しないでください。出力mxArray
には一時スコープがあり、この出力は MEX 関数の呼び出しの終了時に自動的に破棄されます。
ヒント
MATLAB 言語のスクリプトや関数に含まれるデータについての詳細は、データ型を参照してください。
他の MathWorks 製品における
mxArray
エラーのトラブルシューティングは、該当製品のドキュメンテーションを検索してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入