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iptaddcallback

関数ハンドルをコールバックのリストに追加

説明

iptaddcallback(obj,callback,@fun) は、グラフィックス オブジェクト obj のコールバックが実行されるときに呼び出される関数のリストに関数 fun を追加します。

iptaddcallback は、1 つのオブジェクトに対する同じコールバック イベントについて、複数のツールを記述する必要がある場合に役立ちます。

ID = iptaddcallback(obj,callback,@fun) は、コールバック関数 fun の識別子 ID も返します。

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Figure を作成し、2 つのコールバック関数を登録します。MATLAB® が Figure 上のマウスの挙動を感知するたびに、関数ハンドル f1f2 がリストに追加された順番で呼び出されます。

figobj = figure;
f1 = @(varargin) disp("Callback 1");
f2 = @(varargin) disp("Callback 2");
iptaddcallback(figobj,'WindowButtonMotionFcn',f1);
iptaddcallback(figobj,'WindowButtonMotionFcn',f2);

入力引数

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グラフィックス オブジェクト。figure、axes、uipanel、または image グラフィックス オブジェクトのハンドルとして指定します。

グラフィックス オブジェクト obj のコールバック プロパティ。文字ベクトルとして指定します。グラフィックス オブジェクトのコールバックのリストについては、Figure プロパティAxes プロパティパネル プロパティ、およびイメージ プロパティを参照してください。

データ型: char

コールバック関数。関数ハンドルとして指定します。詳細については、関数ハンドルの作成を参照してください。

データ型: function_handle

出力引数

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関数 fun のコールバック識別子。正の整数として返されます。

ヒント

  • set コマンドを使用して既にオブジェクトに追加されているコールバック関数は、iptaddcallback を呼び出した後も機能し続けます。最初に与えられたオブジェクトとコールバックに対して iptaddcallback を呼び出し、異なるコールバック関数が既にインストールされているかどうかを確認するためにチェックします。コールバックがインストール済みの場合、iptaddcallback はそのコールバック関数を iptaddcallback コールバックの処理に置き換え、次に iptaddcallback リストに先に存在していたコールバック関数を追加します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入