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imline

(非推奨) ドラッグとサイズ変更が可能なラインの作成

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関数 imline は推奨されません。代わりに、新しい Line ROI オブジェクトを使用してください。ROI 作成簡易関数 drawline を使用することもできます。詳細については、互換性の考慮事項を参照してください。

説明

imline オブジェクトはイメージ上に対話型でラインをカプセル化します。

マウスを使用して、線のサイズや位置を調整できます。線には、その外観や動作などを制御するコンテキスト メニューもあります。詳細については、使用方法を参照してください。

作成

構文

h = imline
h = imline(hparent)
h = imline(hparent,position)
h = imline(hparent,x,y)
h = imline(___,"PositionConstraintFcn",fcn)

説明

例

h = imline は、現在の座標軸でラインの対話型の配置を開始し、imline オブジェクトを返します。

h = imline(hparent) は、hparent で指定されるオブジェクトにラインの対話型の配置を開始します。

例

h = imline(hparent,position) はドラッグとサイズ変更が可能なラインを position で定義される座標に作成します。

h = imline(hparent,x,y) はドラッグとサイズ変更が可能なラインを、x と y で定義される端点の x と y 座標に作成します。

また、h = imline(___,"PositionConstraintFcn",fcn) は、位置制約関数 fcn を使用してラインをドラッグできる場所を指定します。

入力引数

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親オブジェクトのハンドル。ハンドルとして指定します。親は通常 axes オブジェクトですが、hggroup オブジェクトの親である他の任意のオブジェクトにもなります。

ラインの端点の位置。[x1 y1; x2 y2] 形式の 2 行 2 列の配列として指定します。

ラインの端点の x 座標。x = [x1 x2] 形式の 2 要素ベクトルとして指定します。

ラインの端点の y 座標。y = [y1 y2] 形式の 2 要素ベクトルとして指定します。

位置制約関数。関数ハンドルとして指定します。fcn はマウスをドラッグできるときはいつでも呼び出せます。この関数を使用して、楕円をドラッグできる場所を制御します。有効な関数ハンドルの詳細については、関数 setPositionConstraintFcn のヘルプを参照してください。

プロパティ

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ROI が削除可能。true または false を指定します。

データ型: logical

使用法

対話型構文で imline を呼び出すと、ポインターはイメージ上で十字形 に変わります。マウスをクリック アンド ドラッグしてラインの位置と長さを指定します。ラインでは、その外観や動作などを制御するコンテキスト メニューがサポートされています。

表に imline がサポートしている対話型動作を示します。

対話型動作説明
ラインの移動ポインターをライン上に移動します。ポインターが花形 に変わります。マウスをクリック アンド ドラッグして、ラインを移動します。
ラインの端点の移動ポインターをラインのどちらかの端点に移動します。ポインターが人差し指形 に変わります。マウスをクリック アンド ドラッグして、ラインをサイズ変更します。
ラインの表示に使用する色の変更 ポインターをライン上に移動します。右クリックで表示されるコンテキスト メニューから [色の設定] を選択します。
ラインの端点の座標の取得ポインターをライン上に移動します。右クリックして、コンテキスト メニューから [位置のコピー] を選択します。imline は、2 行 2 列の配列をクリップボードにコピーし、[X1 Y1; X2 Y2] の形式でラインの端点の座標を指定します。
ラインの削除ポインターをラインの上に移動します。右クリックして、コンテキスト メニューから [削除] を選択します。コンテキスト メニューからこのオプションを削除するには、Deletable プロパティを false に設定します。h = imline(); h.Deletable = false;

オブジェクト関数

各 imline オブジェクトは、多数の関数をサポートしています。詳細なリストを参照するには、methods imline を入力してください。

addNewPositionCallbackROI オブジェクトに新しい位置のコールバックを追加する
createMask(非推奨) イメージ内にマスクを作成する
deleteハンドル オブジェクトの削除
getColorROI オブジェクトの描画に使用する色を取得する
getPositionROI オブジェクトの現在の位置を返す
getPositionConstraintFcn現在の位置制約関数への関数ハンドルを返す
removeNewPositionCallbackROI オブジェクトから新しい位置のコールバックを削除する
resume(非推奨) MATLAB コマンド ラインの実行の再開
setColor(非推奨) ROI オブジェクトの描画に使用する色の設定
setConstrainedPositionROI オブジェクトに新しい位置を設定する
setPosition(非推奨) ROI オブジェクトを新しい位置に移動
setPositionConstraintFcnROI オブジェクトの位置制約関数の設定
wait(非推奨) ROI の作成が完了するまで MATLAB コマンド ラインをブロックする

例

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カスタム色でラインを表示します。

imshow("pout.tif")
h = imline(gca,[10 100],[100 100]);
setColor(h,[0 1 0]);

関数 addNewPositionCallback を使用します。ラインを移動します。ラインの 2 行 2 列の位置ベクトルはイメージの上のタイトルに表示されていることに注意してください。ラインを右クリックしてラインのコンテキスト メニューを参照します。

id = addNewPositionCallback(h,@(pos) title(mat2str(pos,3)));

コールバック動作を確認した後、関数 removeNewPositionCallback を使用してコールバックを削除します。

removeNewPositionCallback(h,id);

クリック アンド ドラッグによりラインを対話形式で配置します。wait を使用して MATLAB® コマンド ラインをブロックします。resume を使用して MATLAB コマンド ラインの実行を再開するには、ラインをダブルクリックします。

imshow("pout.tif")
h = imline;
position = wait(h);

ヒント

  • image オブジェクトを含んでいる axes で imline を使用し、位置制約関数を指定しない場合、イメージの範囲外にラインをドラッグすると、それが失われることがあります。関数 plot で作成した座標軸で使用すると、座標軸の範囲はラインの動きに合わせて自動的に拡張されます。

  • imdistline を使用して、ラインの端点間の距離を表示するテキスト ボックスと共にラインを対話型で作成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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R2018b: 関数 imline は非推奨

R2018b 以降、既存の ROI オブジェクトのセットが新しい ROI オブジェクトのセットに置き換えられています。新しいオブジェクトは、面の色の透明度など、さらに便利な機能を提供します。新しいクラスでは、移動やクリックなどの ROI の変化に応答するために使用できるイベントもサポートされています。現時点では、以前の ROI オブジェクトを削除する予定はありませんが、追加された機能や柔軟性を活用するために、新しい ROI に切り替えてください。新しい ROI 関数を使用した ROI の作成方法の詳細については、ROI の形状の作成を参照してください。

imline ROI オブジェクトを使用する代わりに、新しい Line ROI オブジェクトを使用してください。ROI 作成簡易関数 drawline を使用することもできます。

ROI 作成コードの更新

imline のすべてのインスタンスを更新してください。

非推奨の使用方法推奨される代替案

この例ではライン ROI を作成します。

imshow("cameraman.tif");
h = imline(gca,[10 10; 100 150]);

次のコードは等価なコードで、古い ROI が等価な新しい ROI オブジェクトに置き換えられています。この例では、ROI 作成簡易関数を使用しています。サイズと位置の情報を名前と値の引数として指定しなければならないことに注意してください。

imshow("cameraman.tif");
h = drawline(gca,"Position",[10 10; 100 150]);
その他の ROI コードの更新

imline のいずれかのオブジェクト関数を使用するコードのあるインスタンスを更新してください。多くの場合、単純に Line ROI オブジェクト プロパティの値にアクセスするかその値を設定することによって、オブジェクト関数の呼び出しを置き換えます。たとえば、getColor または setColor の呼び出しの代わりに Color プロパティを使用します。場合によっては、オブジェクト関数 imline を新しい Line ROI のオブジェクト関数に置き換えなければなりません。個々の ROI オブジェクト関数 imline には、新しい Line ROI オブジェクトへの移行に関する情報が含まれています。移行の概要については、ROI の移行を参照してください。

参考

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