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sqrt

fi オブジェクトの平方根

説明

この関数は 2 分法アルゴリズムを使用して fi オブジェクトの平方根を計算します。

c = sqrt(a)fi オブジェクト a の平方根を返します。a に関連付けられた fimath を使用して、中間量が計算されます。内部ルールを使用して、cnumerictype オブジェクトが自動的に決まります。

c = sqrt(a,T) は、numerictype オブジェクト T をもつ fi オブジェクト a の平方根を返します。a に関連付けられた fimath を使用して、中間量が計算されます。データ型の伝播ルールを参照してください。

c = sqrt(a,F)fi オブジェクト a の平方根を返します。fimath オブジェクト F を使用して、中間量が計算されます。内部ルールを使用して、cnumerictype オブジェクトが自動的に決まります。

a が組み込み double または single データ型の場合、この構文は c = sqrt(a) と等価で、fimath オブジェクト F は無視されます。

c = sqrt(a,T,F) は、numerictype オブジェクト T をもつ fi オブジェクト a の平方根を返します。fimath オブジェクト F を使用して、中間量も計算されます。データ型の伝播ルールを参照してください。

入力引数

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入力 fi 配列。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

sqrt は複素数、負の値、または [勾配 バイアス] 入力はサポートしていません。

例: a = fi(pi,1,8,3)

データ型: fi

出力 cnumerictypenumerictype オブジェクトとして指定します。

例: T = numerictype(1,32,30)

中間量の計算に使用される fimathfimath オブジェクトとして指定します。

例: F = fimath('OverflowAction','Saturate','RoundingMethod','Convergent')

アルゴリズム

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内部ルール

関数 sqrt への入力で出力の numerictype オブジェクトが指定されない構文の場合、このオブジェクトは次の内部ルールに基づいて自動的に計算されます。

signc=signa

WLc=ceil(WLa2)

FLc=WLcceil(WLaFLa2)

データ型の伝播ルール

構文で numerictype オブジェクト T を指定した場合、関数 sqrt は次の表に示すデータ型の伝播ルールに従います。一般にこれらのルールを要約すると、"浮動小数点データ型は伝播する" になります。このため、固定小数点と浮動小数点の両方の入力に使用できるコードを書くことができます。

入力 fi オブジェクト a のデータ型numerictype オブジェクト T のデータ型出力 c のデータ型

組み込み double

任意

組み込み double

組み込み single

任意

組み込み single

fi Fixed

fi Fixed

numerictype オブジェクト T のデータ型

fi ScaledDouble

fi Fixed

numerictype オブジェクト T のプロパティをもつ ScaledDouble

fi double

fi Fixed

fi double

fi single

fi Fixed

fi single

任意の fi データ型

fi double

fi double

任意の fi データ型

fi single

fi single

拡張機能

HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。

バージョン履歴

R2006b で導入