ドキュメンテーション センター

  • 評価版
  • 製品アップデート

最新のリリースでは、このページがまだ翻訳されていません。 このページの最新版は英語でご覧になれます。

sfi

符号付き固定小数点数値オブジェクトの作成

構文

a = sfi
a = sfi(v)
a = sfi(v,w)
a = sfi(v,w,f)
a = sfi(v,w,slope,bias)
a = sfi(v,w,slopeadjustmentfactor,fixedexponent,bias)

説明

コンストラクター関数 sfi は次のように使用することができます。

  • a = sfi は既定のコンストラクターで、値をもたない、語長が 16 ビット、小数部の長さが 15 ビットの符号付き fi オブジェクトを返します。

  • a = sfi(v) は、値が v、語長が 16 ビット、小数部の長さが最高精度の符号付き固定小数点オブジェクトを返します。

  • a = sfi(v,w) は、値が v、語長が w、小数部の長さが最高精度の符号付き固定小数点オブジェクトを返します。

  • a = sfi(v,w,f) は、値が v、語長が w、小数部の長さが f の符号付き固定小数点オブジェクトを返します。

  • a = sfi(v,w,slope,bias) は、値が v、語長が wslope、および bias の符号付き固定小数点オブジェクトを返します。

  • a = sfi(v,w,slopeadjustmentfactor,fixedexponent,bias) は、値が v、語長が wslopeadjustmentfactorfixedexponent、および bias の符号付き固定小数点オブジェクトを返します。

コンストラクター関数 sfi で作成された fi オブジェクトは、次の一般的なプロパティ タイプをもっています。

これらのプロパティの詳細は、「プロパティ リファレンス」の「fi オブジェクト プロパティ」を参照してください。

    メモ:   コンストラクター関数 sfi で作成された fi オブジェクトにはローカル fimath がありません。

データ プロパティ

fi オブジェクトのデータ プロパティは常に書き込み可能です。

  • binfi オブジェクトの格納整数値 (2 進数)

  • datafi オブジェクトの実際の数値

  • decfi オブジェクトの格納整数値 (10 進数)

  • doublefi オブジェクトの実際値。MATLAB® double として格納されています。

  • hexfi オブジェクトの格納整数値 (16 進数)

  • intfi オブジェクトの格納整数値。組み込み MATLAB 整数データ型で格納されています。また、int8int16int32int64uint8uint16uint32uint64 などを使用して、fi オブジェクトの格納整数値をこれらの形式で取得することもできます。

  • octfi オブジェクトの格納整数値 (8 進数)

これらのプロパティの詳細は、「fi オブジェクト プロパティ」を参照してください。

fimath プロパティ

コンストラクター関数 sfifi オブジェクトを作成する場合、この fi オブジェクトはローカル fimath オブジェクトをもちません。既定の fimath 設定を使用しない場合は、この fi オブジェクトに fimath オブジェクトを付加できます。詳細は、Fixed-Point Designer™ ドキュメンテーションの「fimath オブジェクトの作成」を参照してください。

  • fimath — 固定小数点 math オブジェクト

次の fimath プロパティは常に書き込み可能で、推移性により、fi オブジェクトのプロパティにもなります。

  • CastBeforeSum — 両方のオペランドが加算前に加算データ型にキャストされるかどうか

      メモ:   SumModeFullPrecision に設定されていると、このプロパティは非表示になります。

  • OverflowAction — オーバーフロー時のアクション

  • ProductBias — 乗算データ型のバイアス

  • ProductFixedExponent — 乗算データ型の固定小数点の指数

  • ProductFractionLength — 乗算データ型の小数部の長さ (ビット単位)

  • ProductMode — 乗算データ型の決定方法の定義

  • ProductSlope — 乗算データ型の勾配

  • ProductSlopeAdjustmentFactor — 乗算データ型の勾配調整係数

  • ProductWordLength — 乗算データ型の語長 (ビット単位)

  • RoundingMethod— 丸め手法

  • SumBias — 加算データ型のバイアス

  • SumFixedExponent — 加算データ型の固定小数点の指数

  • SumFractionLength — 加算データ型の小数部の長さ (ビット単位)

  • SumMode — 加算データ型の決定方法の定義

  • SumSlope — 加算データ型の勾配

  • SumSlopeAdjustmentFactor — 加算データ型の勾配調整係数

  • SumWordLength — 加算データ型の語長 (ビット単位)

これらのプロパティの詳細は、「fimath オブジェクト プロパティ」を参照してください。

numerictype プロパティ

fi オブジェクトを作成する場合、fi オブジェクトのプロパティとして numerictype オブジェクトも自動的に作成されます。

numerictypefi オブジェクト、Simulink® 信号またはモデル パラメーターのデータ型情報をすべて含んでいるオブジェクト

以下の numerictype プロパティは、推移性により、fi オブジェクトのプロパティでもあります。numerictype オブジェクトのプロパティは fi オブジェクトの作成後、読み取り専用になります。しかし、numerictype プロパティ用に指定した新しい値をもつ fi オブジェクトのコピーを作成することはできます。

  • Biasfi オブジェクトのバイアス

  • DataTypefi オブジェクトに関連付けられたデータ型のカテゴリ

  • DataTypeModefi オブジェクトのデータ型およびスケーリング モード

  • FixedExponentfi オブジェクトに関連付けられた固定小数点の指数

  • SlopeAdjustmentFactorfi オブジェクトに関連付けられた勾配調整

  • FractionLengthfi オブジェクトの格納整数値の小数部の長さ (ビット単位)

  • Scalingfi オブジェクトの固定小数点スケーリング モード

  • Signedfi オブジェクトが符号付きか符号なしか

  • Signednessfi オブジェクトが符号付きか符号なしか

      メモ:   numerictype オブジェクトは AutoSignedness をもつことができますが、fi オブジェクトはすべて Signed または Unsigned でなければなりません。Auto Signednessnumerictype オブジェクト使用して fi オブジェクトを作成する場合、fi オブジェクトの Signedness プロパティは自動的に既定の Signed になります。

  • Slopefi オブジェクトに関連付けられた勾配

  • WordLengthfi オブジェクトの格納整数値の語長 (ビット単位)

これらのプロパティの詳細は、「numerictype オブジェクト プロパティ」を参照してください。

例 1

たとえば、次の例で符号付き fi オブジェクトを、値 pi、語長 8 ビット、小数部の長さ 3 ビットで作成します。

a = sfi(pi,8,3)

a =
 
    3.1250

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 8
        FractionLength: 3

既定の fimath プロパティが a に関連付けられています。fi オブジェクトにローカル fimath オブジェクトが存在しない場合、出力には fimath オブジェクトのプロパティが表示されません。fi オブジェクトに fimath オブジェクトがあるかどうかを判断するには、関数 isfimathlocal を使用します。

isfimathlocal(a)

ans =
     0

返された値が 0 の場合、fi オブジェクトにはローカル fimath オブジェクトが存在しないことを意味します。関数 isfimathlocal1 を返す場合、fi オブジェクトはローカル fimath オブジェクトをもちます。

例 2

v は配列も可能です。

a = sfi((magic(3)/10),16,12) 

a =
 
    0.8000    0.1001    0.6001
    0.3000    0.5000    0.7000
    0.3999    0.8999    0.2000

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 12

例 3

引数 f を省略すると、可能な最高精度に自動的に設定されます。

a = sfi(pi,8) 

a =
 
    3.1563

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 8
        FractionLength: 5

例 4

wf を省略すると、それぞれ 16 ビットと可能な最高精度に自動的に設定されます。

a = sfi(pi) 

a =
 
    3.1416

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 13

参考

| | | | | |

この情報は役に立ちましたか?