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isequal

2 つの fi オブジェクトの実際値が等しいかどうかを判別、または 2 つの fimathnumerictype、または quantizer オブジェクトのプロパティが等しいかどうかを判別

説明

y = isequal(a,b,…) は、fi オブジェクトの入力の実際値がすべて同じである場合、logical 1 (true) を返します。そうでない場合は論理値 0 (false) を返します。

浮動小数点値を固定小数点値と比較する関係演算においては、この浮動小数点値は、最高精度のスケーリングを使用して fi オブジェクトと同じ語長と符号属性にキャストされます。

y = isequal(F,G,…) は、fimath オブジェクトの入力のプロパティがすべて同じである場合、logical 1 (true) を返します。そうでない場合は論理値 0 (false) を返します。

y = isequal(T,U,…) は、numerictype オブジェクトの入力のプロパティがすべて同じである場合、logical 1 (true) を返します。そうでない場合は論理値 0 (false) を返します。

y = isequal(q,r,…) は、quantizer オブジェクトの入力のプロパティがすべて同じである場合、logical 1 (true) を返します。そうでない場合は論理値 0 (false) を返します。

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関数 isequal を使用して、2 つの fi オブジェクトに同じ実際値が設定されているかどうかを判別します。

format long
a = fi(pi)
a = 
   3.141601562500000

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 13
b = fi(pi,1,32)
b = 
   3.141592653468251

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 32
        FractionLength: 29
y = isequal(a,b)
y = logical
   0

入力 a の語長は 16 ビットですが、入力 b の語長は 32 ビットです。2 つの fi オブジェクトは同じ実際値をもっていないため、関数 isequal0 を返します。

double を fi オブジェクトと比較するときに、double は fi オブジェクトと同じ語長と符号属性にキャストされます。

a = fi(pi);
b = pi;
y = isequal(a,b)
y = logical
   1

関数 isequal は、ba と同じ語長にキャストして、1 を返します。この動作により、関係演算は生成されたコードに浮動小数点値を導入せずに fi オブジェクトと浮動小数点定数の間で機能します。

関数 isequal を使用して、2 つの fimath オブジェクトに同じプロパティが設定されているかどうかを判別します。

F = fimath('OverflowAction','Saturate','RoundingMethod','Convergent');
G = fimath('RoundingMethod','Convergent','ProductMode','FullPrecision');
y = isequal(F,G)
y = logical
   1

関数 isequal を使用して、2 つの numerictype オブジェクトに同じプロパティが設定されているかどうかを判別します。

T = numerictype;
U = numerictype(true, 16, 15);
y = isequal(T,U)
y = logical
   1

関数 isequal を使用して、2 つの quantizer オブジェクトに同じプロパティが設定されているかどうかを判別します。

q = quantizer('fixed', [5 4]);
r = quantizer('fixed', 'floor', 'saturate', [5 4]);
y = isequal(q,r)
y = logical
   1

入力引数

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比較する fi オブジェクト。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

データ型: fi
複素数のサポート: あり

比較する fimath オブジェクト。

比較する numerictype オブジェクト。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として指定します。

比較する quantizer オブジェクト。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

HDL コード生成
HDL Coder™ を使用して FPGA 設計および ASIC 設計のための VHDL、Verilog および SystemVerilog のコードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入