MIMO モデルの時間領域応答
この例では、impulse
を使用して、多入力多出力 (MIMO) モデルのインパルス応答データとプロットを取得する方法を示します。同じ手法を使用して、MIMO モデルの他のタイプの時間領域応答を取得することができます。
MIMO モデルを作成し、すべての入力での t
= 0 のインパルスに対し、その応答をプロットします。
H = rss(2,2,2); H.InputName = 'Control'; H.OutputName = 'Temperature'; impulse(H)
impulse
は各入力に適用されたインパルスへの各出力の応答をプロットします (rss
はランダムな状態空間モデルを生成するので、図示されたもとのは別の応答が表示される可能性があります)。プロットの最初の列には、最初の入力 Control(1)
に適用されたインパルスへの各出力の応答が表示されます。2 番目の列には、2 番目の入力 Control(2)
に適用されたインパルスへの各出力の応答が表示されます。
H
のすべてのチャネルのインパルス応答を計算し、出力のサイズを調べます。
[y,t] = impulse(H); size(y)
ans = 1×3
162 2 2
データ配列 y
の最初の次元は、時間ベクトル t
のサンプル数になります。時間ベクトルを指定しない場合、impulse
コマンドは自動的にこの数を決定します。y
の残りの次元は、H
の出力と入力の数になります。このため y(:,i,j)
は、j
番目の入力に適用されたインパルスに対する H
の i
番目の出力における応答となります。
参考
step
| initial
| stepplot
| initialplot
| impulse
| impulseplot