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gen2par

パリティ チェック行列と生成行列間の変換

説明

H = gen2par(G) は、標準形式のバイナリ生成行列を対応するパリティチェック行列に変換します。

G = gen2par(H) は、標準形式のバイナリ パリティチェック行列を対応する生成行列に変換します。

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ハミング符号のパリティ チェック行列を対応する生成行列に変換し、再度パリティ チェック行列に変換します。

パリティ チェック行列を作成します。

parmat = hammgen(3)
parmat = 3×7

     1     0     0     1     0     1     1
     0     1     0     1     1     1     0
     0     0     1     0     1     1     1

パリティ チェック行列を対応する生成行列に変換します。

genmat = gen2par(parmat)
genmat = 4×7

     1     1     0     1     0     0     0
     0     1     1     0     1     0     0
     1     1     1     0     0     1     0
     1     0     1     0     0     0     1

生成行列を再度変換して元に戻します。出力 parmat2 は、元の行列 parmat と同じになるはずです。

parmat2 = gen2par(genmat)
parmat2 = 3×7

     1     0     0     1     0     1     1
     0     1     0     1     1     1     0
     0     0     1     0     1     1     1

入力引数

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生成行列。バイナリ値の k 行 n 列の行列として指定します。[n,k] バイナリ線形ブロック符号の生成行列の標準形式は、[Ik P] または [P Ik] です。ここで、Ik はサイズが k の単位行列です。

データ型: single | double

パリティチェック行列。バイナリ値の (n-k) 行 n 列の行列として指定します。[n,k] バイナリ線形ブロック符号のパリティチェック行列の標準形式は、[-P' In-k] または [In-k -P'] です。ここで、In-k はサイズが (n-k) の単位行列です。

データ型: single | double

出力引数

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パリティチェック行列。生成行列 G に対応するバイナリ値の (n-k) 行 n 列の行列として返されます。[n,k] バイナリ線形ブロック符号のパリティチェック行列の標準形式は、[P ' In-k] または [In-k -P '] です。ここで、In-k はサイズが (n-k) の単位行列です。

データ型: single | double

生成行列。パリティチェック行列 H に対応するバイナリ値の k 行 n 列の行列として返されます。[n,k] バイナリ線形ブロック符号の生成行列の標準形式は、[Ik P] または [P Ik] です。ここで、Ik はサイズが k の単位行列です。

データ型: single | double

詳細

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生成行列とパリティチェック行列

生成行列とパリティチェック行列は、[n,k] 一般線形ブロック符号を処理するのに必要なパラメーターです。詳細については、線形ブロック符号のパラメーターの設定を参照してください。

バージョン履歴

R2006a より前に導入