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Error Rate Calculation

入力データのビット エラー レートまたはシンボル エラー レートを計算

  • Error Rate Calculation block

ライブラリ:
Communications Toolbox / Comm Sinks
Communications Toolbox HDL Support / Comm Sinks

説明

Error Rate Calculation ブロックは、送信機からの入力データと受信機からの入力データを比較します。このブロックは、データ要素の等しくないペアの合計数を 1 つのソースからの入力データ要素の合計数で除算して、実行中の統計としてエラー レートを計算します。

このブロックは、入力データ要素間の違いの大きさを考慮しないため、シンボル エラー レートやビット エラー レートの計算に使用できます。入力がビットの場合、ブロックはビット エラー レートを計算します。入力がシンボルの場合、ブロックはシンボル エラー レートを計算します。

次の図は、利用可能なすべての端子を有効にしたブロックを示しています。Error Rate Calculation block with all ports enabled.

端子

入力

すべて展開する

送信データ。スカラーまたは列ベクトルとして指定します。

メモ

Tx 入力や Rx 入力をスカラーとして指定する場合、オブジェクトはこの値を他の入力のすべての要素と比較します。両方の入力をベクトルとして指定する場合、どちらも同じサイズとデータ型でなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean

受信データ。スカラーまたは列ベクトルとして指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | Boolean

データを比較するときの対象サンプルのインデックス。正の整数または正の整数の列ベクトルとして指定します。

依存関係

この入力を有効にするには、[Computation mode] パラメーターを [Select samples from input port] に設定します。

データ型: double

誤り数のリセット。スカラーとして指定します。

依存関係

この入力を有効にするには、[Reset port] パラメーターを [on] に設定します。

データ型: double | Boolean

出力

すべて展開する

送信データと受信データの間の差異。[R; N; S] 形式の列ベクトルとして返されます。ここで、

  • R はエラー レートです。

  • N は誤り数です。

  • S は比較するサンプル数です。

依存関係

この端子を有効にするには、[Output data] パラメーターを [Port] に設定します。

データ型: double

パラメーター

すべて展開する

送信データに対する受信データの遅延を示すサンプル数。非負の整数として指定します。このパラメーターを使用して、送受信される入力データ ベクトルに比較用のサンプルを配置します。

比較の開始時にオブジェクトが無視するデータ サンプルの数。非負の整数として指定します。このプロパティを使用して、両方の入力信号の遷移動作を無視します。

対象サンプル。次のいずれかの値として指定します。

  • Entire frame — 受信データのサンプルすべてと送信フレームの全サンプルを比較する。

  • Select samples from mask[Selected samples from frame] パラメーターで比較を行うときの対象サンプルのインデックスを設定する。

  • Select samples from portSel 入力端子で比較を行うときの対象サンプルのインデックスを設定する。

データを比較するときの対象サンプルのインデックス。正の整数または正の整数の列ベクトルとして指定します。既定値である空のベクトルは、ブロックが受信フレームからのすべてのサンプルを使用することを指定します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Computation mode] プロパティを [Select samples from mask] に設定します。

出力データの場所。次のいずれかのオプションとして指定します。

  • Workspace[Variable name] パラメーターで定義されたワークスペース変数に出力データを送信する。

  • Port — 出力データ端子をブロックに追加し、出力データをその端子に送信する。

MATLAB® ワークスペース内の出力データ変数名。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Output data] 変数を [Workspace] に設定します。

Rst 入力端子を有効にします。

ブロックが [Target number of errors] パラメーターで指定された誤り数を検出した後、または [Maximum number of symbols] パラメーターで指定された比較回数を実行した後に、シミュレーションを停止するオプション。

この誤り数を検出した後にシミュレーションを停止するオプション。正の整数として指定します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Stop simulation] パラメーターを on に設定します。

このシンボル数を比較した後にシミュレーションを停止するオプション。正の整数として指定します。

メモ

RSim 実行可能ファイルをビルドするために Simulink® Coder™ ラピッド シミュレーション (RSim) ターゲットを使用している場合、モデルを再コンパイルすることなく [Target number of errors] および [Maximum number of symbols] パラメーターを調整できます。これは、異なる量のノイズでシミュレーションを複数回 (おそらく複数のコンピューターで) 実行するモンテ カルロ シミュレーションの場合に便利です。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Stop simulation] パラメーターを on に設定します。

ブロックの特性

データ型

Boolean | double | fixed point | integer | single

多次元信号

なし

可変サイズの信号

あり

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

ブロック

オブジェクト