Discrete-Time VCO

(削除予定) 電圧制御発振器を離散時間で実装

Discrete-Time VCO は将来のリリースで削除される予定です。電圧制御発振器 (VCO) および位相同期回路 (PLL) を設計するには、Phase-Locked Loops (Mixed-Signal Blockset)ブロックを使用してください。

ライブラリ

Synchronization の Components サブライブラリ

Discrete-Time VCO (電圧制御発振器) ブロックは、入力信号に比例する [Quiescent frequency] パラメーターからの周波数シフトをもつ信号を生成します。入力信号は電圧として解釈されます。入力信号が u(t) の場合、出力信号は次のとおりです。

$y (t) = A_{c} \cos (2 π f_{c} t + 2 π k_{c} \int_{0}^{t} u (τ) d τ + φ)$

ここで、A_c は [Output amplitude]、f_c は [Quiescent frequency]、k_c は [Input sensitivity]、 $φ$ は [Initial phase] です。

この関数は離散時間積分器を使用して、上の式を解釈します。

このブロックは、single または double のデータ型のスカラー値入力信号を受け入れます。出力信号のデータ型は、入力信号から継承されます。このブロックは、コード生成の場合のみ倍精度をサポートします。

Output amplitude: 出力の振幅。
Quiescent frequency (Hz): 入力信号が 0 の場合の発振器の出力の周波数。
Input sensitivity: この値は入力電圧およびその結果の [Quiescent frequency] 値からのシフトをスケールします。[Input sensitivity] の単位は Hz/V です。
Initial phase (rad): ラジアン単位の発振器の初期位相。
Sample time: 計算サンプル時間。